ビールだけ飲むと倒れる「ふらつくビアグラス」発売“強制的に水を飲む”仕掛けで適正飲酒を後押し

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ビールだけ飲むと倒れる「ふらつくビアグラス」発売“強制的に水を飲む”仕掛けで適正飲酒を後押し

8月7日(金) 8:30

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クラフトビール「よなよなエール」で知られるヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)が、ビールだけを飲むと倒れてしまうユニークなグラス「ふらつくビアグラス by よなよなエール」を開発した。アルコールによる脱水リスクが広く認知される一方、飲酒の場では水分補給が十分にできていないという実態を踏まえ、“強制的に水を飲ませる”仕掛けで適正飲酒を促す狙いだ。8月5日から公式通販サイトで予約販売を開始し、全国の飲食店でも順次提供される。

同社が飲酒習慣のある20〜59歳の636人を対象に行った調査では、75.6%が「アルコールで脱水になりやすい」と認識していたものの、実際の飲酒シーンで「十分な水分がとれていない」と答えた人も75.0%に上った。理由として最も多かったのは「お酒が進むと水を飲む意識がなくなる」で、酔いによる判断力の低下や注文の手間、周囲への遠慮などが水分補給を妨げている実態が浮かび上がった。

こうした課題に対し、同社が開発した「ふらつくビアグラス」は、ビールと水を別々に注ぎ、ビールだけを注ぐと重心が偏り倒れてしまうU字型構造が特徴。ビールと同量の水を注ぐことで初めて安定するため、自然と“ビールと水をセットで飲む”行動が生まれる仕組みだ。試作は7回に及び、こぼれにくい形状や自立性を確保するため底面をタイヤ状にするなど、細部まで工夫が凝らされている。

医学的な観点からも水分補給の重要性は高い。肝臓専門医の尾形哲氏は「水を飲むことで脱水の進行を抑え、飲酒ペースを落としやすくなる。結果として“飲みすぎ”を起こしにくい飲み方に近づく」と指摘。味覚コンサルタントの菅慎太郎氏も「水は味覚をリセットする最強の物質。クラフトビールの多様な味わいをより深く楽しめる」と語る。

グラスは公式通販サイト「よなよなの里」で予約販売を開始し、価格は1万3750円(税込み)。発送は9月中旬を予定する。8月5日からは公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS 新虎通り店」や全国約30店舗のビアバーでも提供されるほか、中部国際空港JALサクララウンジでも期間限定で導入される。

この面白いグラスが、「水と一緒にビールを飲む新しい習慣」をどこまで広められるか注目だ。



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