義父からの相談は、最初は家庭菜園のための小さな援助だと思っていました。しかし、金額と計画を聞くうちに、家計を預かる私は不安を感じ始めました。
家庭菜園の援助依頼
私が36歳のときの出来事です。大阪府内で夫と暮らしていたころ、義父から夫に
「家庭菜園を広げるために、隣の土地を借りたい。初期費用を少し援助してもらえないか」
と相談がありました。
義父は定年後、野菜作りを趣味にしており、近所の人に野菜を配るほど熱心に取り組んでいました。
最初は数万円ほどの話だと思っていたのですが、詳しく聞いてみると、必要な費用は20万円近くになるとのこと。
さらに義父は「いずれは野菜の販売も考えている」と話しており、私は少し不安になりました。
20万円近い費用に動揺
夫は親孝行の気持ちから前向きでしたが、家計を預かる私としては簡単にうなずけませんでした。当時は小学3年生の子どもがおり、教育費の積み立ても始めていたころです。
内心では、
「もし計画がうまくいかなかったら、返ってこないお金になるのでは」
とモヤモヤしていました。
その後、夫婦で話し合い、援助として渡すのではなく、借用書を作成したうえで一部だけ貸す形にすることにしました。義父は少し不満そうでしたが、最終的には了承してくれました。
返済が遅れて気まずい空気に
しかし実際には、野菜販売の計画は思うように進まなかったようで、返済も予定よりかなり遅れました。催促するたびに夫も気まずそうで、私自身も言い出しにくさを感じました。
親族間のお金のやりとりは、金額の問題だけではないのだと痛感しました。
最終的には数年かけて全額返済されましたが、この出来事は今でも印象に残っています。お金を貸すことそのものよりも、その後の家族関係に気を配ることのほうが難しいのだと感じた経験でした。
まとめ
この経験から、身近な相手だからこそ、お金の話を曖昧にしない大切さを感じました。借用書を作っておいたことで、返済について話し合う土台ができ、結果的には家族関係を守ることにもつながったと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:藤本美咲/40代女性・パート
イラスト:きょこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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