結婚して1カ月ほどが経ち、少しずつ新しい生活にも慣れてきたころのことです。当時、共働きだった私たちは、お互いに協力しながら家事を分担していました。しかし、ある日、夫が畳んでくれた洗濯物を見たことがきっかけで、大喧嘩になってしまったのです。
夫が畳んだ洗濯物を見て…
結婚して間もないころ、私たちは「先に帰宅したほうが洗濯物を取り込み、畳む」というルールを決めていました。しかし、普段は私のほうが早く帰宅することが多かったため、洗濯物を畳むのはほとんど私の担当でした。
その日は雨が降りそうな空模様だったため、先に帰宅した夫が洗濯物を取り込んでくれていてホッとしました。ところが、畳まれた洗濯物を見た瞬間、私は思わず「え……」と声が漏れてしまったのです。
靴下は左右バラバラのまま丸められ、タオルもシワを伸ばさず適当に重なっているだけ。私の普段の畳み方とはまったく違っていたのです。
気になった私は、「もう少し丁寧にやってよ」と口にしました。すると夫は、「せっかくやったのに文句を言うな」と反論。
そのひと言をきっかけに、「私のやり方に合わせてほしい」「自分だって掃除は雑じゃないか」と、お互いに日頃の小さな不満まで飛び出し、気づけば1時間以上も言い争っていました。
新婚早々、家の中は重苦しい空気に包まれ、「こんな些細なことで喧嘩するなんて……」と情けない気持ちになりました。結局、その日はお互い口をきかないまま眠ることに。
ところが翌朝、キッチンで顔を合わせると、どちらからともなく「ごめんね」と謝り、無事仲直りすることができました。
◇◇◇
今振り返れば、夫は仕事から帰って急いで洗濯物を取り込み、畳んでくれたのに、私は感謝するより先にダメ出しをしてしまっていました。まずは、やってくれたことに感謝する。そのうえで気になることがあれば、落ち着いて伝えることが大切なのだと反省しました。
夫も「こだわりがあるなら最初に教えてほしい」と言ってくれました。今では、お互いの家事のやり方を尊重しながら、少しずつ歩み寄って生活しています。
著者:佐藤香/30代女性・結婚3年目の主婦です。現在は夫と二人暮らしをしながら、フリーランスのライターとして活動しています。趣味は料理と、週末に二人でカフェ巡りをすることです。
イラスト:こまつもえか
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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