「失楽園」「愛の流刑地」などで知られるベストセラー作家・渡辺淳一氏の“映像化不可能”とも言われてきた一編「シャトウ ルージュ」を映画化する「月がみている」に、黒木瞳、西岡德馬、吉田羊が出演していることが発表され、3人が本作への思いを語ったコメントを寄せた。
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【フォトギャラリー】「月がみている」第2弾キャストと場面写真
本作は、主演に毎熊克哉と小島梨里杏を迎え、性的欲求を拒絶し続ける美しき妻に不満を募らせた夫が、休暇と称して妻をフランスへ誘い出し、そこで性的なレッスンを施す謎の“城”へ彼女を幽閉するというセンセーショナルな物語。衝撃的なストーリーとともに、人と人とが互いを理解し、尊重し合うことの難しさや尊さ、愛といった人間ドラマをフランスロケと本物の古城を使用した映像美で丁寧に描写していく。
監督を務めたのは、渡辺淳一の娘・渡邉直子。元々「食堂かたつむり」「ニシノユキヒコの恋と冒険」「母さんがどんなに僕を嫌いでも」などで数々の映画を手掛けてきたプロデューサーとしての顔を持つ彼女が、本作で長編映画監督に初挑戦。原作に込められた想いを受け継ぎつつ、女性視点で物語を再構築。センセーショナルな題材を入口にしながらも、人と人とが互いを理解し、尊重し合うことの難しさと尊さを描く、現代の新たなラブストーリーとして描く。
この度出演が発表された3名が演じるのは、主人公・克彦(毎熊)と月子(小島)を取り巻く重要人物たち。黒木と西岡が、娘の月子を温かく見守る両親役を演じ、吉田は、克彦が月子を預けるフランスの古城・シャトウで暮らす謎めいた女性・エヴァを演じ、“性のレッスン”を通じて、月子の価値観や人生に大きな影響を与える重要人物を担う。
黒木、西岡、吉田のコメントは以下のとおり。
■黒木瞳/月子の母・日野佳子役
体と心を解放することの自由は、自分を知ることでもあり、愛を知り生きていくための秘薬かもしれません。
恐れることなく、“女性の性“に真正面から問いかけた作品。渡邉直子監督のその覚悟と勇気に拍手を送ります。
甘美な映像は多くの方々を魅了させるでしょう。少ない場面ながら、直子監督とご一緒させていただいたことはとても光栄でした。渡辺淳一先生もきっと笑顔で称賛されたことと想像いたします。
■西岡德馬/月子の父・日野正隆役
女性監督ならではの、きめ細かい表現と、フランス映画を思わせる映像美が美しさを増す。愛の形は色々あるものだが、男と女の性の違い、また少しの思い違い、勘違い、そして、相容れぬ精神と肉体のもどかしさが、どうしようもなく悲しい。が、貫いた愛は美しかった。
■吉田羊/エヴァ役
渡邉直子さんとご一緒するのは、映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」以来二度目となります。今回、監督は「性」の本質を清らかな信念で捉えようとなさっているように見え、それがこの映画を愛と自由でいっぱいにしているように感じました。古城をはじめとしたため息が出るほど美しい西仏の光景も併せて、ぜひ劇場の大きなスクリーンでお楽しみ頂ければ幸いです。
【作品情報】
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月がみている
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