パラマウントとワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の合併をめぐる訴訟で、連邦判事が審理開始日を来年3月に設定した。米Deadlineが報じた。
この日程は、取引差し止めを求めて提訴した州司法長官らと全米脚本家組合(WGA)が望んでいたタイムラインに近い。一方、パラマウントは今秋の審理開始を求めていた。
パラマウントの広報担当者は声明で、「当社は裁判所の判断を尊重しており、本件の本案審理こそが、当初から主張してきた通り、この取引が合法で、競争促進的であり、反トラスト上の懸念を生じさせないことを証明する最善かつ最も直接的な方法だと引き続き考えている」とコメントした。「当社に対する訴訟は、事実、経済学、反トラスト法のいずれに照らしても根拠がない。私たちは引き続きこの取引を全力で擁護し、クリエイティブコミュニティと消費者がその恩恵を受けられるよう、できる限り早期の完了を目指す」と述べている。
審理日程は、パラマウントにとって極めて重要だ。同社は、9月30日以降に取引が完了しない場合、1日あたり700万ドルをWBDに支払う義務を負う。これは、パラマウントがNetflixと、老舗スタジオを含む資産の獲得を争うなかで提示した上乗せ条件だった。
1カ月前には、この夏にも取引完了へ向かっているように見えていた。パラマウントが世界各国で規制当局の承認を積み上げていたためだ。しかし、カリフォルニア州司法長官ロブ・ボンタと11州が7月13日に取引差し止めを求める反トラスト訴訟を起こし、その後、合併完了を少なくとも4週間停止する一時的差止命令を勝ち取った。これを受け、パラマウントは直接本案審理へ進むよう求め、より早い日程を主張した。ただし、仮に同社が希望する11月に審理が始まったとしても、同社にはティッキング・フィーとして数千万ドルの負担が生じることになる。
合併契約そのものの期限は来年6月4日で、規制上の問題によって取引が完了しなかった場合、パラマウントは70億ドルの契約解除料を支払うことにも同意している。判事は、審理後いつ判断を下すかについては、まだ具体的な時期を示していない。
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