ニワトリの目から見た人間社会を描いた異色のヒューマンドラマ「雌鶏」に、多くの批評家から称賛の声が寄せられている。
本作は1羽の雌鶏の旅を、人間の尽きない欲望や社会の理不尽さとともにユーモラスに描いた寓話。「鶏は三歩歩くと忘れる」という俗説を鮮やかに覆す名シーンの数々を、8羽の雌鶏(エスティ、サンディ、フェリ、エンチ、エティ、エニクー、ノーラ、アネット)がCGや特殊効果に頼ることなく役割を分担して熱演する。
養鶏場で生まれ育った1羽の雌鶏が、出荷用トラックから脱走。人生初の自由を手に入れた彼女は、刺激と危険に満ちた世界を走り抜け、ワケあり一家が暮らす家へと辿り着く。庭に建つニワトリ小屋で新生活を送るなか、初恋を知り、初めて産んだ卵を温め育てようと決意。ところが大切な卵は毎日人間に回収されてしまう過酷な現実に直面する。人生とは?生きるとは?雌鶏は我が子がヒヨコになる日を夢見る一方、飼い主一家はとある事件に巻き込まれ、そこには両者にとって思いがけない運命が待ち受けていた──。
ハンガリーの鬼才パールフィ・ジョルジが、雌鶏の目を通して移民問題、人身売買、格差など、現代ヨーロッパ社会を鋭くそしてユーモラスに暴き出した今作。昨年度のトロント国際映画祭では特別賞を受賞するなど、世界の映画祭を賑わせている異色作に批評家たちも脱帽の様子。「主演女優賞にはこの雌鶏たちを!」「もしアカデミー賞に“最優秀動物演出賞”があったなら、2026年のオスカーは間違いなくパールフィ・ジョルジ監督の『雌鶏』に贈られるだろう」「優しくも皮肉を帯びたこの鶏の冒険譚は、世界を動かす力関係について、我々の認識を揺さぶるような新たな視点をもたらしてくれる」など、多くのメディアから惜しみない賛辞が寄せられている。
「雌鶏」は、9月25日からシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。
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雌鶏
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