私はパート主婦のカナコです。夏休み中は仕事を早番にしてもらって、帰宅するのがお昼過ぎ。献立を考えるのも面倒な日は、いただきもののそうめんを茹でて済ませていました。しかしある日、ユウタ(小5)とショウゴ(小3)から「手抜き」と文句を言われてしまいました。自分たちはクーラーの効いた家の中でゴロゴロしていたくせに、何を言っているのでしょう。私は「冷蔵庫の物を好きに使っていいから、自分たちでやりなさい!」と告げました。
お母さんに文句を言うくらいなら、自分たちでどうにかして……。そんな私の意図を理解すると、子どもたちは首を突っ込むようにして冷蔵庫のなかを物色し始めました。ハムやカニカマ、昨夜の残りの餃子などを取り出しています。
不満が出るのは私が頑張りすぎていたからです。子どもたちも、もう自分でできるでしょう。いつもなら「こんなに散らかして」とか「危ないからお母さんがやるね」なんて言って手伝うところですが、信じて見守ることにします。
子どもたちは自由な発想で、「僕が考える最強のそうめん」作りにチャレンジしはじめました。自分たちで工夫しながら楽しそうに調理する姿を見て、私はソファから静かに見守ることにしたのです。そして自分ばかりが頑張る必要はなかったのだと、気づかされることに……。子どもたちはいつの間にか頼もしく成長していました。
茶色い餃子、赤いキムチ、ハムにカニカマ、薄切りのきゅうり……。やがて私なら絶対に作らないであろう、オリジナルの具が乗ったそうめんが出来上がっていたのでした。
原案・ママスタ脚本・motte作画・はなめがね編集・井伊テレ子
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