恩田陸の傑作ミステリー「ユージニア」を実写連続ドラマ化!岸井ゆきのがWOWOW初主演

岸井ゆきのが演じる雑賀満喜子(左22歳、右43歳)

恩田陸の傑作ミステリー「ユージニア」を実写連続ドラマ化!岸井ゆきのがWOWOW初主演

8月3日(月) 7:00

提供:
直木賞作家・恩田陸の傑作ミステリーを、WOWOWが全6話のオリジナルドラマとして実写化する「連続ドラマW 恩田陸 ユージニア」が、11月8日から放送・配信されることが発表された。WOWOW初主演となる岸井ゆきのが主人公を演じ、2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」も控える安達奈緒子が脚本を担当する。

人間の深淵や心の影を鋭く抉り出す作品を多く生み出してきた恩田の「ユージニア」は、第59回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)に輝いた。各分野の巨人が一堂に会し、作品世界を表現した先鋭的な造本が話題となり、「伝説の本」として、いまなお語り継がれ、国内累計38万部を誇る。さらに、2020年アメリカ「NYタイムズ・今年の100冊」選出、2022年「ドイツ犯罪小説賞・国際部門」1位、さらに6言語(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・韓国語)に翻訳され、海外でも絶大な評価を得ている。

北陸、K市の名家で発生した、17名が死亡した毒殺事件(中大垣町大量殺人事件)で幕を切る本作は、第一発見者で事件を題材にした作品を書いた小説家、生き残った盲目の少女、事件を追うライターなど、3人の女性をはじめ、関係者たちが、30年の時を経てもな
お、毒殺事件に翻弄されていく様子を描く。

原作の単行本の装丁を担当した、ブックデザイナー祖父江慎とのやりとりで恩田は、本作を「読むと不安になって、読み進めるとさ
らに不安が深くなる、デヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス』みたいなお話」と形容した。恩田陸が2005年に発表したこの「伝説の小説」が、約20年の時を経て、WOWOW オリジナルドラマとして、ついに映像化される。

主演を務める岸井が演じるのは、11歳で大量毒殺事件の目撃者となり、30年間その記憶に人生を侵食され続け、話す相手によって、声色も喋り方も変幻自在に変える女、雑賀満喜子。

脚本は、NHK土曜ドラマ「お別れホスピタル」(24)「お別れホスピタル2」(26)で岸井とタッグを組み、テレビ東京系「きのう何食べた?」(19~)、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(21)をはじめ数々のヒット作を生み出し、2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」も控える安達奈緒子。

メイン監督を務めるのは、「金子差入店」(25)の古川豪。もう一人の監督として NHK「東京サラダボウル」(25)、ディズニープラス「ガンニバル」(22~)などに携わってきた川井隼人が参加する。

また、ドラマ化発表に併せて、30年の時代の流れを見事に演じきった岸井の姿を切り取った役写真が披露された。満喜子は20代である1980年代に事件に翻弄される人々の話を聞いて回り、そして40代になった2000年代、とあるライターより事件の真相を問われる。

岸井、恩田、安達、スタッフのコメント全文は以下のとおり。

■岸井ゆきの(雑賀満喜子役)

【雑賀満喜子について】

本作の主人公。11歳当時、中大垣事件の最初の目撃者の一人となる。のちに事件の経緯を卒論としてまとめ、出版社の目にとまり、小説「忘れられた祝祭」として出版し、ベストセラーとなる。満喜子は、ある人物の影響から、話す相手によって声色や喋り方を変幻自在に変える。

――本作の主演が決まった時の印象

恩田先生の小説は中学の頃から拝読していたので、オファーはとても嬉しく、同じくらいのプレッシャーもありました。安達奈緒子さんの脚本だと聞き、いつも多角的に世界を描いていく安達さんとならこの物語に一緒に飛び込めるかもしれないと感じました。

――実際に演じられてみて

話す人や、その時の気持ち、状況によって話す速度やイメージが変わる役だったので、シーンとシーンの繋がりを気にせずお芝居をするのは新鮮でした。

――視聴者の皆様へのメッセージ

人生は選択の連続であるはずなのに、自分の意思とは別に、巻き込まれてしまった、つまり運命にもたらされた現実の中でそれぞれがどう生きるかの軌跡だと感じます。記憶されたものと記録は同じものではないかもしれません。是非楽しんで観ていただければ幸いです。

■恩田陸(原作者)

――「ユージニア」の映像化が決まった時のお気持ち

2005年の刊行以来、海外からも含め映像化のオファーはいろいろいただいていたのですが、刊行20年目の節目に映像化が決まったのは、完全版が出たこともあり、感慨深いものがあります。

――視聴者の皆様へのメッセージ

映像版は、またひとつの新たな「ユージニア」になっていると思います。素晴らしい脚本とキャストに恵まれ、私も皆さんと一緒にワクワクしています。

■安達奈緒子(脚本)

――視聴者の皆様へのメッセージ

脚本の大筋ができた頃、恩田陸先生にお目にかかる機会をいただきました。この難解であるがゆえに取り憑かれてしまう物語の“正解”が掴みたくて、わたしは縋る思いでさまざまお尋ねし、恩田先生はそのすべてに丁寧に答えてくださいました。でも先生は“わかりやすい正解”を絶妙に回避されていたように思います。

「ユージニア」は読者や視聴者を、“傍観者”という安全な場所から引きずり出す物語だと感じています。否応なく事件に巻き込まれ、自分が見たものが見たまま真実だと言いきれるのか、物語が進むにつれてわからなくなってしまう。そのそれぞれの“体験”を映像にする。大変な挑戦だと思います。けれどわたしは、この物語の駆動である満喜子が掴んだ、満喜子だけの“真実”を見てみたいと思いました。

岸井ゆきのさんが、その身体を通じて満喜子の体験を紡ぎ出してくださっています。「真実を知っているのはわたしだけ」という陶酔感に一緒に浸っていただけたらと思います。

■古川豪(監督)コメント

――視聴者の皆様へのメッセージ

世界的ベストセラー小説の実写化に携わらせていただけたこと大変光栄です。恩田陸先生が作り上げた唯一無二の世界観、ページをめくる手を止められないあの感覚を大切に、岸井ゆきのさんはじめ豪華キャスト陣、大切なスタッフたちとともに作りました。是非よろしくお願いいたします。

■山田雅樹(WOWOW/コンテンツプロデュース局ドラマ制作部 チーフプロデューサー)コメント

――視聴者の皆様へのメッセージ

「ユージニア」を初めて読んだ時、読み終えた後も何かが心にくすぶり続け、まさに、それが原作世界の澱のようになかなか離れてくれませんでした。美しい過去の記憶の情景の中に描かれた事件。「誰がやったのか」ではなく「なぜ人はこの事件に狂わされ損なわれ続けるのか」という問い。そして、読者自身が物語に「参加している」ような感覚——原作出版のKADOKAWAの小寺プロデューサーにお声がけいただき、角川大映スタジオのご協力のもと、脚本に安達奈緒子さん、古川豪監督、そして、主演に岸井ゆきのさんを迎え、「この作品はこれまでにないドラマになる」という確信がありました。

本作の原作「ユージニア」は、米・ニューヨーク・タイムズ、英・ガーディアン、ドイツ・ミステリー界をはじめ、6言語に翻訳され、世界中で読まれてきた物語です。その傑作が、いよいよ映像になります。事実を超えた真実で、どうか震えていただけたら幸いです。

【作品情報】
金子差入店

【関連記事】
香取慎吾主演連続ドラマW「虚ろな十字架」鈴木杏、蓮佛美沙子、宇崎竜童、ピエール瀧ら実力派キャスト参戦! 緊迫の特報映像も披露
香取慎吾主演、東野圭吾原作「虚ろな十字架」WOWOWでドラマ化決定!共演に赤楚衛二
向井理主演、製薬業界の光と影を描く医療小説を実写ドラマ化「MR」WOWOWで今秋放送・配信

(C)WOWOW
映画.com

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ