「秘密と嘘」などで知られる英国のマイク・リー監督(83)が、新作「Tender Loving Care(原題)」が最後の映画になる可能性が高いと、米インディワイアに語った。
マイク・リー監督は、市井の人々の暮らしをすくい取るように描いてきた、イギリスを代表する映画作家だ。1996年の「秘密と嘘」でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールに輝き、2004年の「ヴェラ・ドレイク」ではベネチア国際映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞した。世界の二大映画祭でともに最高賞を勝ち取った、数少ない監督の一人でもある。あらかじめ台本を用意せず、俳優との長いリハーサルを重ね、即興でせりふや人物を作り上げていく独特の手法でも知られる。
引退を示唆した理由は、体力の衰えだという。リー監督は「立ち上がるときも、二人の友人に支えてもらった。これ以上はもう難しいだろう」と、撮影を振り返った。舞台の演出はかえって体力を要するとも述べ、活動を続けることの難しさをにじませた。
新作「Tender Loving Care(原題)」は、トロント国際映画祭などでの上映を経て、米国で12月4日に公開される。日本公開は未定だ。
【作品情報】
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ヴェラ・ドレイク
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