岡田将生&玄理も参戦した「殺し屋たちの店2」の韓国撮影現場へ潜入!イ・ドンウクら豪華キャスト&スタッフが明かすスケールアップの舞台裏

「殺し屋たちの店2」の撮影現場をレポート!/[c]2026 Disney and its related entities

岡田将生&玄理も参戦した「殺し屋たちの店2」の韓国撮影現場へ潜入!イ・ドンウクら豪華キャスト&スタッフが明かすスケールアップの舞台裏

8月1日(土) 10:30

寡黙ながらも優しい叔父は、実は殺し屋御用達の武器ショップを経営していた!?という設定の人気小説を映像化したサスペンスアクション「殺し屋たちの店2」。2024年にシーズン1がディズニープラスのスターで配信され、その斬新な設定やスタイリッシュなアクションが高く評価され、NYタイムズが選ぶ“2024年ベスト・インターナショナル・ショー”にアジア作品で唯一選出された話題作だ。
【写真を見る】「殺し屋たちの店2」で本格的アクションに初挑戦した岡田将生
傭兵組織バビロンへの復讐を誓うジンマン


そして、7月22日よりついにシーズン2が配信開始された(毎週水曜2話ずつ配信/全8話)。シーズン1では、叔父チョン・ジンマン(イ・ドンウク)が傭兵組織バビロンの元工作員だと知った姪のジアン(キム・ヘジュン)が、ジンマンのかつての仲間の襲撃から生き延びようと戦う1日の出来事が、回想を交えて描かれた。シーズン2では、店を引き継いだジアンがジンマンや仲間と共にバビロンへの報復に打って出るが、新たな脅威が立ちはだかる。その新しい敵とである日本からの刺客、QとJの姉弟を演じるのが、玄理と岡田将生だ。

MOVIE WALKER PRESS KOREAは約1年前、韓国で撮影中だったシーズン2のセットビジットツアーに参加!韓国作品に初出演、さらに本格的なアクションに初挑戦した岡田やイ・ドンウクら主要キャスト、スタッフの現地で収録したコメントも交えながら、そのツアーの模様をお届けする!

■シーズン2から参加した玄理、岡田をキャスティングした意図

今回訪れた撮影現場はソウルから車で約2時間の巨大なスタジオ。そこでスタッフやキャストと同じ「밥차」(ロケご飯)や韓国ドラマでおなじみのコーヒートラックでのもてなしを受けた後、いよいよスタジオ内部へ!ツアーを案内してくれるイ・ソンフンプロデューサーと、シーズン1でジアンを襲ったロボット犬が出迎えてくれた。
ロボット犬がお出迎え!


まず見学したのは、シーズン2で敵対するジンマンとQの回想シーン。シーズン1よりも過去の時代に、大阪のホテルで特殊部隊員と潜入工作員として、2人が遭遇していたという場面だ。Qの正体を知らないジンマンが、倒れそうになる彼女を抱きかかえるシークエンスを、リハーサルを含めて何度も工程を確認しながら撮影していた。岡田と同じく本格的なアクションに初めて挑んだ玄理は、「毎週月・水・金曜日はスタントチームと練習し、火・木曜日は撮影現場へ向かう前に銃器の訓練を行っています」と、撮影中も入念な準備とトレーニングに励んでいるとインタビューで教えてくれた。
イ・クォン監督と話し合うイ・ドンウク


その後に撮影されたのは、先ほどと同じ大阪のホテルを舞台に、Jが標的を殺すために乗り込んでくるシーンだ。黒い防護スーツに身を包んだ岡田が銃を構え、ドアをぶち破る場面は発砲のすさまじい音も相まって、遠くで見ていてもその迫力や気迫が十分に伝わってくる。これまでアクションの基礎がなかったという岡田は、「ドンウクさんとアクションシーンを撮影した際、彼は本当に気配りが行き届いていて、一緒にアクションシーンをこなすなかで丁寧に指導してくれました。これ以上ないほどすばらしい経験でした。信頼できる仲間たちとスタントをこなせるのは、とても刺激的です。日本に戻ったら、機会があるたびに、韓国ドラマの撮影がどのようなものだったかを皆に話していこうと思います」とドンウクへの感謝をこめながら、アクション初挑戦の感想を語っている。
玄理扮するQの弟・Jを演じる岡田将生


本作の制作会社「MERRYCHRISTMAS」のCEO、ユ・ジョンフンは、「新シリーズのキャストには新鮮さと予想外さを感じさせる必要があります。俳優たちに対するその好奇心が、演出やその他の要素と相まって、“驚きを生み出す”のです。岡田将生さんにとっては初めてのアクションシリーズですよね? 視聴者は即座に『この俳優が、どうやってそんな役をこなすんだろう?』と疑問に思うはずです。それが好奇心を掻き立てます。その好奇心こそが、期待を超える驚きを生み出さなければなりません。それもまた、成功のための重要な要素だと思います」と、玄理や岡田を起用した理由を語っている。
韓国での過酷なトレーニングと撮影をこなした玄理


さらに前述の岡田のアクションシーンを演出したイ・クォン監督はシーズン2のアクションについて、「私にとって重要だったのは、アクションにリアリティを持たせること。女性キャラクターが男性の敵を倒すために活用できる技について、深く考えました。だからこそ、クム・ヘナさん演じるミンヘには多くの組み技が与えられたのです。 また、パシンというタイ人のキャラクターが登場しますが、私は以前からムエタイに興味を持ち、深い敬意を抱いています。インドネシアにはシラットがあります。また、シーズン2では日本の岡田将生さんを起用しましたが、私は宮本武蔵を題材にした多くの映画で幼い頃から見てきた“両手剣術”を取り入れたかったのです」と、アジアの格闘術へのこだわりを明かしてくれた。

■韓国のトップクリエイターが考えるK-コンテンツの強みとは

様々な銃が飾られたジンマンのアジト

撮影見学が終わると、コンテナセットへ。そこはシーズン1で自宅兼武器倉庫をバビロンに破壊されたジンマンが、シーズン2で一時的にアジトにしている場所で、多数の銃が壁にかけられていた。さらに岡田演じるJが着る防護スーツやジンマンの普段着の衣装も飾られていた。衣装デザイナーのキム・ジユンによれば、「ストーリーがダークなため、衣装にはより多くの色を取り入れたいと考えました。また、本作には多種多様なキャラクターが登場するため、見た目が単調にならないよう、キャラクターごとにスタイルを変えていきました」とのこと。シーズン2では戦闘シーンだけでなく、バビロンから逃れたジアンの日常パートも増えるので、シーズン1とは異なる衣装の見せ方を工夫したそうだ。その奥には、ジンマンの宿敵ベイル(チョ・ハンソン)の顔を作成している3Dスキャナーが!この機械はジンマンと仲間たちがバビロンに潜入するエピソードに登場しているので、注目して観てほしい。
3Dスキャナーで宿敵ベイルを再現!


続いて「ジンバル」と呼ばれる装置の上に設置されたコンテナの内部に案内されると、イ・ソンフンプロデューサーの合図でジンバルが作動しグラグラとコンテナが左右に揺れ始め、立っているのもやっとな状態に!「ジンバル」はコンテナが車両で運ばれるシーンを再現するための装置であり、イ・ドンウクや岡田はこのグラグラとした状態のままでアクションをこなしたという。こうした厳しい条件下で俳優たちが撮影に取り組むことの大変さを身をもって体験することができ、ドンウクの「アクションシーンの撮影で最も重要なのは、スタントチームや共演者たちを信頼することだと思います。仲間たちが決して私を危険な目に遭わせたりしないと確信して、すべてのアクションシーンに臨んでいます」というコメントの真意を強く感じることができた。
「ジンバル」が設置されたコンテナのセット


イ・ソンフンプロデューサーの話では、シーズン2の制作は2024年8月にスタートし、2025年4月より撮影を開始、11月上旬に撮影終了予定(セットビジットツアー当時)だという。さらにプロダクションデザイナーのイ・ミギョンに話を聞くと、「プリプロダクションとセットデザインには、通常3~4ヶ月ほどかかります。実際のセット製作については、ここにあるセットだけでも約1ヶ月半かかりました。小道具やその他の細部の追加には、さらに2~3週間を要しました」と、相当のビッグプロジェクトであることがうかがえる。

【写真を見る】「殺し屋たちの店2」で本格的アクションに初挑戦した岡田将生

制作開始から配信まで約2年、世界的にも大きな注目を集めた作品である本作のシーズン2を作るうえでどのようなことに重点を置いたのか。「MERRYCHRISTMAS」のユ・ジョンフンCEOは「どのような新しい物語が韓国の視聴者の心に響くかを模索することに重点を置いていました。そして、韓国の視聴者に支持される物語であれば、海外でも通用するという前提で進めました。海外の視聴者に届く最善の方法は、現地市場で成功できる作品を作ることだと思います」と、あくまでもまず韓国の視聴者に受け入れられる物語を意識したという。さらに、「重要なのは、世界観を広げることではなく、個々のキャラクターや出来事、エピソードに焦点を当てるのではなく、独自のユニバースを構築することだと考えています。そうすることで、そのユニバースからより幅広い物語が生まれ、将来的にはシリーズが様々な種類のコンテンツへと展開していく可能性が生まれるからです」と語ってくれた。シーズン2でQやJが人気になれば、彼ら姉弟が主人公のスピンオフの制作もありえるかもしれない。

ジアンの恋愛のエピソードも描かれる

さらに韓国ドラマをはじめとする「K-コンテンツ」がなぜ世界で注目を集めているのかと訊ねると、「リアリズムとファンタジーの間に独自の領域を切り拓いてきたからだと思います。K-コンテンツは突飛すぎず、かといってリアルすぎるわけでもない“現実に根ざした大胆な想像力”を持っていることが魅力です。『殺し屋たちの店』もまた、そのカテゴリーに当てはまると思います。世界中で成功を収めているK-コンテンツのジャンルを見てみると、それはアメリカ式のファンタジーと、個々のエピソードやキャラクターが牽引するリアリティ番組の中間的な位置を占めています」と、その理由を解説してくれた。確かに「ムービング」「メイド・イン・コリア」といった話題作も“現実に根ざした大胆な想像力”という点では共通し、多くのファンを獲得している。

■「シーズン1よりもはるかにエキサイティングなものになる」(イ・ドンウク)

銃撃シーンを体験!

ツアーの最後はジアンの家のセットの前で、実際に撮影で使われた防護スーツを着て小道具の銃を撃てることに!重厚なスーツはスタッフ数名に手伝ってもらってやっと着ることができ、手渡された銃もかなりの重さ。これを着ながらアクションを撮影する過酷さを感じながら、ジアンの家の中めがけて発砲!すると、スタッフがタイミングよく「インパクトポイント(弾丸が当たった衝撃や音を出す装置)」を作動させ、まるで本物の銃撃のようなエフェクトが飛び出す。耳栓をしていても衝撃音が伝わり、体が強張ってしまう。

ジアンのセットの前で銃撃体験の説明を受けるツアー参加者たち

これを俊敏にこなしながら演技するのは相当難しいのでは…と思っていると、「画面上では俳優たちはまったく動じていないように見えますが、リハーサルの際には確かに驚いてしまいます。俳優たちの本当にすばらしいところは、カメラが回り始めると、微動だにせずに小道具の銃を発砲してしまうことです。それこそが俳優というものでしょうね」と、イ・ソンフンプロデューサー。このようなアクションに加え、母語とは異なる韓国語の演技にも挑戦した岡田将生に、改めて尊敬の念を抱いた。

叔父ゆずりの高い射撃と格闘術のセンスを誇るジアン

今回のツアーでは主にアクションを中心とした見どころを解説してくれたが、ストーリーの核となるのはジアンの成長だ。イ・クォン監督は「(シーズン2は)ジアンが大人へと成長していく旅路となるでしょう。 彼女はジンマンのような人物になろうとする。ちなみにジンマンは、戦闘能力に長けているだけでなく、優れた戦略家でもあります。叔父を通じて、ジアンは人生において、何かを達成したり、目指すものに向かって進むために、たとえ望まない選択であっても、ある種の決断を下さなければならない瞬間があるということを学ぶことになります。ジアンはシーズン2でその経験を積んでいくことになります。そして、いくつかのセリフや会話には、その成長の過程が反映されるでしょう」と語り、演じるキム・ジヘジュンも「戦略を駆使し、リーダーへと成長していくジアンの新たな一面を見せられる」と笑顔で話してくれた。

試練を経て力強く立ち上がるジアンの成長劇に加え、作品全体がスケールアップしているシーズン2。ユ・ジョンフンCEOは「シーズン1はホームゲームでの“守備”に重点を置いた物語でしたが、シーズン2はアウェイゲームでの“攻撃”が中心となります」と語り、敵組織バビロンへの反撃へと転じることで物語は一気にスピード感を増し、視聴者がより積極的に主人公たちを応援したくなるアグレッシブな展開へと突入していく。主演のイ・ドンウクも「シーズン1よりもはるかにエキサイティングで迫力あるものになる」と絶対の自信をのぞかせる。

さらに、本作の魅力を大きく底上げしているのが、アジア各国のキャストや文化が交錯するグローバルな広がりだ。玄理が「日本屈指の暗殺者たちが韓国の殺し屋たちと戦う、海を挟んだ信じられないスケールの戦いが見どころ」と明かすように、岡田将生ら新キャスト陣がもたらす化学反応と、刀や銃器を駆使した多様な武術アクションは必見だ。イ・クォン監督も「異なる文化が衝突するドラマは実に魅力的。現場には『これは本当にエキサイティングな作品になる』というキャストとスタッフの強いエネルギーが充満していた」と熱く手応えを振り返る。
シーズン2に自身をのぞかせたイ・ドンウク


緻密に構築された世界観、身体を張った本格アクション、そしてトップクリエイターと実力派キャストたちの情熱が詰まった「殺し屋たちの店2」。怒濤の展開と胸を打つドラマを楽しみに追いかけたい!

取材・文/MOVIE WALKER PRESS編集部


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