クリストファー・ノーラン監督の「オデュッセイア」をめぐる論争に、米国を代表する作家のジョイス・キャロル・オーツが加わった。同作に手厳しい見解を示した翻訳者エミリー・ウィルソンに反論し、映画を擁護したと米ハリウッド・リポーターが伝えた。
発端は先週、「オデュッセイア」を英訳した翻訳者のウィルソンが、ノーラン版を「文章がひどい」などと痛烈に批判したことだった。世界的な大ヒットとなり、批評家からも高く評価されている作品への、権威ある翻訳者からの異論として話題を呼んだ。
これに対し、マリリン・モンローを描いたNetflix映画「ブロンド」の原作者としても知られるオーツが、自身のXでウィルソンを批判した。ウィルソンの「見下したような高慢な調子」を不快だとし、その物言いを「自分と異なる考えを攻撃するMAGA的な言葉遣いだ」と評した。MAGAとは、トランプ大統領の支持層を指す。そのうえで「ノーランであれ誰であれ、古典の英雄を自分の解釈で作り直してはいけない理由はない」と、映画化の自由を擁護した。
オーツは、ノーランの映画に加え、フランシス・コッポラが製作に関わった1997年のドラマ版も薦めている。「オデュッセイア」は、日本で9月11日に公開される。
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オデュッセイア
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Photo by Leonardo Cendamo/Getty Images