7月31日(金) 4:20
中学生の娘が父親のクレジットカードを無断で使ってゲームに課金した場合でも、取り消しや返金が認められる可能性があります。
民法第5条では、未成年者が法定代理人の同意なく契約した場合、その契約を取り消すことができると定めています。これは、判断力が十分ではない未成年者を保護するためのルールです。
そのため、娘が父親の同意なくゲーム内アイテムを購入した場合は、返金を受けられる可能性があります。ただし、「未成年者が課金した」という理由だけで自動的に返金されるわけではありません。
まずはゲーム会社やアプリストアの問い合わせ窓口へ連絡し、未成年者による無断課金であることを伝えましょう。その際は、課金した日時や金額、利用履歴などを整理しておくと、手続きがスムーズに進みます。
一方で、未成年だからといって必ず返金されるとは限りません。
例えば、父親がログインしたままのスマートフォンで娘が課金した場合や、父親のクレジットカード情報が登録された状態で決済した場合などは、親の管理責任が問われることがあります。このようなケースでは、一部負担を求められる可能性もあります。
また、娘が年齢を偽って成人として登録し、課金していた場合も、未成年者の取消権が認められないことがあります。
高額課金に気付いたら、そのままにせず、できるだけ早くゲーム会社や決済事業者へ問い合わせることが大切です。事業者との話し合いで解決しない場合は、消費生活センターや消費者ホットライン「188」に相談すると、状況に応じたアドバイスを受けられます。
高額課金は家計への負担だけでなく、親子関係にも影響を与えることがあります。そのため、再発防止に取り組むことが重要です。
まず、親のクレジットカードは子どもが簡単に使えない場所で保管しましょう。また、スマートフォンにカード情報を登録している場合は、本当に必要か見直し、不要であれば削除することも有効です。
さらに、決済時にパスワードや本人認証などを設定しておけば、本人以外が利用しにくくなります。ペアレンタルコントロールなどの利用制限機能を活用することも効果的です。
あわせて、カードの利用明細や決済通知を定期的に確認すると、不正利用や高額課金に早く気付けます。
また、「課金したいときは必ず親に相談する」「ゲームには現実のお金がかかる」といったルールを日頃から子どもと話し合っておくことも大切です。課金の仕組みを理解してもらうことで、同じようなトラブルを防ぎやすくなります。
中学生の娘が父親のクレジットカードで10万円ものゲーム課金をした場合でも、未成年者の取消権などによって取り消しが認められる可能性があります。
しかし、父親のアカウントを利用していた場合などは返金が難しいケースもあるため、状況を正しく確認することが重要です。
高額課金に気付いたら、「もう支払うしかない」と諦めず、まずはゲーム会社や決済事業者へ相談しましょう。必要に応じて消費生活センターにも相談すれば、適切な対応方法を案内してもらえます。
今回の出来事をきっかけに、親のクレジットカードの管理方法や家庭内のルールを見直しておけば、同じようなトラブルの再発防止につながるでしょう。
独立行政法人国民生活センター 「スマホを渡しただけなのに…」「家庭用ゲーム機でいつの間に…」子どものオンラインゲーム課金のトラブルを防ぐには?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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