人生で初めて、全身麻酔を伴う手術を受けたときのことです。手術が決まってから当日を迎えるまで、私はずっと不安を感じていました。それでも、医師や看護師さんから説明を受け、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせながら手術室へ向かったのを覚えています。
初めての全身麻酔
手術室へ入ると、一気に緊張感が高まりました。機械の音やスタッフの慌ただしい動きに圧倒されながら、私はベッドに横になりました。
その後、麻酔が始まると、意識はあっという間にぼんやりしていきます。
「気付いたら終わっていますからね」
そう声をかけられたところまでは覚えているのですが、その先の記憶はありません。
目覚めた後の「謎発言」
次に目を開けたとき、ぼんやりと病室の天井が見えました。周囲には看護師さんたちがいて、「手術は無事終わりましたよ」と声をかけられ、私はほっとしたのを覚えています。
ところが、その直後から自分でもよくわからない状態になっていたようです。
「おなかが空きました」
「今、何時ですか?」
私はその言葉を何度も繰り返していたらしく、看護師さんからは「それ、さっきも聞きましたよ」と笑われてしまいました。
家族に聞かされて赤面
目覚めた直後は、自分がどんな様子だったのかほとんど覚えていませんでした。ですが後から家族に、「ずっと同じこと言ってたよ」と聞かされ、一気に恥ずかしくなったのです。
手術前は、痛みや不安ばかりを想像していました。それなのに、終わってみると、一番印象に残ったのは、麻酔後の自分でした。
まとめ
当時はかなり恥ずかしかったものの、今では家族の間で「何度も時間を聞いていた人」と笑い話になっています。
それでも、あの日ぼんやりした頭で何度も同じことを聞いていた自分を思い出すたび、少しだけ顔が熱くなります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)
著者:植草愛/30代女性・会社員
イラスト:きょこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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