私は長い間、足に違和感があっても「この程度なら大丈夫」と思い込んでいました。ですが、その認識はある日を境に大きく変わることになりました。【医師解説あり】
長く続いた足の痛み
長年、両足の親指の付け根にある関節に、痛みがありました。多少の強弱はあるものの、日常生活に支障が出るほどではなく、深く気にすることはありませんでした。
ところが数カ月前から、特に何もしていなくても思わず顔がゆがむほど痛むことが増え、これまでとは違う感覚に不安を覚えるようになりました。
もともと外反母趾(がいはんぼし/親指が小指側に曲がり、付け根の関節が出っ張って痛みを伴う足の変形)があったため、その悪化だと思い、整形外科を受診しました。
予想外だった診断結果
診察とエックス線検査を受けた後、医師から告げられたのは思いも寄らないものでした。それは
扁平足
(へんぺいそく/足裏の土踏まずのアーチが低下または消失し、足に負担がかかりやすくなる状態)だという診断でした。
土踏まずのアーチが低下していることで、指の付け根に負担がかかり、痛みが出ているとのことでした。テレビなどで見聞きしたことはあっても、自分には関係ないと思っていたため、言葉を失うほど驚きました。
受け入れられなかった理由
私が子どものころは、今ほど室内でゲームなどをして遊ぶことは少なく、毎日のように外で体を動かして過ごしていました。運動も得意なほうでした。
そのため、自分が扁平足だと指摘されても、すぐには受け入れられませんでした。成長期の生活を振り返っても、そう診断される理由に心当たりはなく、「なぜ自分が」と戸惑いが強く残りました。
成長期の生活を振り返っても原因に心当たりはなく、「なぜ自分が」という戸惑いが強く残りました。医師からは、足の指でタオルを引き寄せる運動など、足の指を使うケアを勧められ、少しずつ自分の体と向き合う気持ちが芽生えていきました。
まとめ
痛みで思うように動けないもどかしさが、自分の体と向き合うきっかけになりました。そして、不調を感じた段階で早めに医療機関を受診することの大切さを強く実感しました。これからは、自分の足の状態に合わせてできるケアを重ね、将来的な負担を減らしていきたいと思います。
医師による解説:足の痛みは早めの確認を
足の親指の付け根の痛みは、外反母趾だけでなく、扁平足など足裏のアーチの乱れが関係していることもあります。痛みが続くときは、足全体の状態を確認することが大切です。
扁平足で痛みが出ることも
扁平足では、足裏のアーチの働きが弱くなることで、歩行時のバランスが崩れやすくなります。その結果、足の一部に負担が集中し、痛みにつながることがあります。
診断は足全体を見ておこなう
足の変形や痛みの原因は一つとは限りません。診察では、見た目の変化だけでなく、体重をかけた状態でのエックス線検査などを通して、足全体のバランスを確認しながら判断します。
負担を減らす保存的ケア
症状に応じて、足の指を使う運動、ストレッチ、足底板(中敷き)などの保存的治療がおこなわれます。痛みが強いときや長引くときは、自己判断せず相談することが重要です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
著者:杉内伸美/50代女性・アルバイト
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
監修者:医師 光伸メディカルクリニック院長 中村 光伸先生 医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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