ギレルモ・デル・トロ、「パンズ・ラビリンス」20周年3D化でのAI使用を拒否

手作業で3Dに変換

ギレルモ・デル・トロ、「パンズ・ラビリンス」20周年3D化でのAI使用を拒否

7月28日(火) 16:00

提供:
ギレルモ・デル・トロ監督が、「パンズ・ラビリンス」を公開20周年にあわせて再上映を行うにあたり、ひとつの明確なルールを設けていた。それは「AIは絶対に使わない」というものだった。

デル・トロ監督は7月24日(現地時間)、世界最大のポップカルチャーの祭典サンディエゴ・コミコンに登壇し、「パンズ・ラビリンス」20周年について語った。同作は10月9日に劇場で再上映される予定で、今回初めて3DおよびHDRで上映される。

デル・トロ監督が「私は、AIなんて絶対に使うなと言った」とデル・トロが語ると、会場からは拍手が起こった。「私たちが守っているのは、芸術の美しさであり、芸術が持つ救済の力だ。これは、誰が仕事を得るかという話ではない。私たちは芸術の系譜を守っている。もし、ある世代の人々が技術を学ぶ機会を奪ってしまえば、その媒体の残りの歴史を彼らから切り離すことになる。それを何のためにするのか」と熱弁をふるった。

手作業による3D変換には、「早く仕上げる」か「品質を上げるか」の2つの選択肢があったという。「私は、品質を上げるほうを選んだ。時間をかけなければならない。すべての要素を手作業で行う必要がある。奥行きについては、人間が判断を下した」と語った。

「パンズ・ラビリンス」は、スペイン内戦後の1944年、フランコ政権下のスペインを舞台に、危険から逃れる少女オフェリア(イバナ・バケロ)が幻想世界へと足を踏み入れる物語。バケロのほか、ダグ・ジョーンズ、マリベル・ベルドゥ、セルジ・ロペスが共演した。2006年の公開時、世界興行収入8300万ドルを記録。アカデミー賞では6部門にノミネートされ、メイクアップ賞、撮影賞、美術賞の3部門を受賞した。

【作品情報】
パンズ・ラビリンス

【関連記事】
デル・トロ監督「生成AIを使うなら死を選ぶ」創造性をめぐり強い拒否姿勢
「パンズ・ラビリンス」20周年で全米再上映、3D+4Kで
私にとってすべての作品は「フランケンシュタイン」へ通じる旅路だったギレルモ・デル・トロ、宿願の企画を語り尽くす

(C) 2006ESTUDIOSPICASSO, TEQUILA GANG Y ESPERANTO FILMOJ
映画.com

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ