「オデュッセイア」本編映像が流出するもユニバーサルが迅速な対応

流出事件にもかかわらず興行成績は好調

「オデュッセイア」本編映像が流出するもユニバーサルが迅速な対応

7月28日(火) 11:00

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クリストファー・ノーラン監督の最新作「オデュッセイア」の本編映像がXに無断投稿され、数百万回再生されたことがわかった。米Deadlineが報じている。

ノーラン監督は、映画館での鑑賞体験を最大限に引き出すため、本作を全編IMAXフォーマットで撮影。最高の環境で体験するならIMAXで鑑賞するべきだと、ファンに強く呼びかけてきた。それだけに、高画質の本編がオンラインに流出したことは、看過できない事態だったようだ。

配給する米ユニバーサル・ピクチャーズは、流出を把握すると直ちに削除手続きを開始。同社はDeadlineに寄せた声明で、「当社は本作が無断で投稿されたことを把握し、直ちに削除手続きを開始しました。著作権侵害を重大に受け止めており、当社のコンテンツおよび知的財産権を保護するため、あらゆる適切な措置を講じます」と表明した。

Xでは違法に投稿された映像の完全な削除が難航するケースもあるが、26日朝(現地時間)までに、ほぼすべてのコピーが削除されたとみられている。

一方、流出映像を観ようとするユーザーに対し、ファンが独自の対抗策に乗り出す一幕もあった。投稿されたのは、ユニバーサルの地球ロゴから始まり、「オデュッセイア」の本編冒頭を装った動画。しかし、その後に流れるのはリック・アストリーのヒット曲「Never Gonna Give You Up」を約2時間にわたってつなげた映像だった。別の動画を装って同曲を再生させる、インターネット上の定番いたずら“リックロール”で海賊版視聴者を誘導した格好だ。

今回の流出による興行への影響は、現時点では限定的なようだ。「オデュッセイア」は北米で、ノーラン監督作品として過去最高となる公開2週目の週末興収8700万ドルを記録した。好調を支えたのは、IMAXをはじめとする大型フォーマットでの上映だ。IMAX、プレミアム・ラージ・フォーマット、70ミリ上映が、公開2週目の週末興収全体に占めた割合は57%。公開初週の53%から、さらに上昇している。

「オデュッセイア」は9月11日全国公開。

【作品情報】
オデュッセイア

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