7月27日(月) 5:20
夏になると、家族の衣類やタオルなどの汚れやにおいが気になり、洗濯頻度が増える家庭は多いのではないでしょうか。これに対し、家計を守る側からは「もう少し洗濯物をまとめて、回数を減らせば節約になるのでは?」という疑問が浮かぶのも無理はありません。
しかし、洗濯の回数を減らすことで得られる経済的なメリットは意外と小さいものです。むしろ、夏場という環境下では、洗濯を控えることによる「見えないコスト」の方が家計を圧迫する可能性があることを理解しておく必要があります。
実際に洗濯にかかる費用を具体的に見ていきましょう。洗濯機のメーカーや種類などによっても変わりますが、一般的に洗濯を1回行う際にかかる電気代と水道代の目安は、おおむね15円~30円程度とされています。
もし3日に1回(月10回)の洗濯を毎日(月30回)に増やしたと仮定すると、差額は月間で300円~600円程度になる計算です。もちろん、家計においては1円単位の節約も大切です。
一方で、月300円~600円程度の差額で、毎日清潔なタオルを使えたり、夏場の汗のにおいによるストレスを軽減できたりするのであれば、その費用をどう捉えるかは各家庭の考え方によるでしょう。
節約のために「まとめ洗い」を選択したとき、見落としがちなのが「隠れコスト」の存在です。
夏場は気温と湿度が高く、衣類に付着した皮脂汚れや汗が酸化しやすく、雑菌が繁殖しやすい季節とされています。一度の洗濯で落としきれなかった汚れが翌日以降に嫌なにおいとして衣類やタオルに定着すると、消臭剤や漂白剤の購入費用に加え、洗い直しによる水道代や電気代、洗剤代などが余計にかかることもあるでしょう。
また、洗濯機自体への負担も考慮すべきです。洗濯物を詰め込みすぎると洗浄力が低下し、汚れを十分に落とせないことがあります。結果として、衣類が早く傷んでしまったり、雑菌などが原因で肌トラブルが発生したりすれば、当初想定していた以上の出費につながることも考えられます。
ここまで洗濯の頻度とコストの関係について解説してきましたが、夏場の洗濯では、電気代や水道代の差だけでなく、家族の健康や快適な生活環境にも目を向けることが大切です。
月に数百円程度の節約を優先するあまり、毎日、洗濯物の量やにおいを気にしながら過ごすようでは、費用対効果の面で必ずしも効率的とはいえないでしょう。
節約を意識するのであれば、洗濯回数を減らすよりも、節水型の洗濯機への買い替えや、洗剤を適量使用するなど、無駄なコストを抑えやすい方法を検討するとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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