東野圭吾の同名小説を、香取慎吾主演でWOWWOWが連続ドラマした「虚ろな十字架」よりメインキャストとして、鈴木杏、蓮佛美沙子、宇崎竜童、ピエール瀧らの出演が明らかになった。併せて、特報映像(https://youtu.be/BahlJ_KgGGY)もお披露目されている。
原作は、東野が「死刑制度」という普遍的な社会テーマに真正面から切り込み、発行部数約76万部を記録したベストセラー小説。主演を務める香取慎吾が、11年前に起こった“ある事件”をきっかけに、孤独と虚しさを抱えて日々を過ごす主人公・中原道正役を演じる。また、“加害者家族”として主人公と対峙していくキーパーソン・仁科史也役は赤楚衛二が扮する。
このほど明らかになったのは、香取演じる“被害者遺族”と赤楚演じる“加害者家族”を取り巻く豪華実力派キャスト陣だ。香取とは子役時代以来約26年ぶりの共演となる鈴木杏が演じるのは、主人公・道正(香取)の元妻・浜岡小夜子だ。全てを一変させた11年前の事件を境に離婚するが、ある日、路上で身勝手な犯人に襲われ死亡。変わり果てた姿となって道正と再会を果たす。しかし、道正がその死の真相を調べていくうちに、彼女の秘められたある事実が浮かび上がっていく。
赤楚演じる史也の妻・仁科花恵を演じるのは蓮佛美沙子。小児科医として忙しく働く史也を献身的に支える良き妻であり、史也との間の幼い息子にとっての良き母でもあるが、
史也の実家からは“ある疑惑”をかけられているという役どころとなる。
中原の伯父・竹井を演じるのは、宇崎竜童。11年前の“事件”以来前を向けずにいる中原にそっと寄り添い、自身が経営するペットの葬儀会社を引き継がせた愛情深い人物だ。孤独な中原の唯一の理解者ともいえる存在を、歌手・作曲家であり俳優としても活動する宇崎が体現する。
そして、ピエール瀧が演じるのは、中原の元妻・小夜子の殺害犯である町村作造。娘の花恵とは疎遠ながらも、義理の息子である史也からの援助に頼って生活する町村は、ある日金目当てで偶然通りがかった小夜子を殺害するが、その犯行には不自然な点が多い。日々を無為に生きていた中原に、「死刑制度の是非」「本当の償いとは何か?」という答えのない問いと向き合うきっかけを与える物語の重要人物となる。
あわせて公開された特報映像では、このたび解禁となったキャスト陣が総出演。「人を殺した人間に、罪を償うことはできるのか?」という中原の問いかけをきっかけに、“被害者遺族”と“加害者家族”それぞれの立場から、登場人物たちの感情が激しくぶつかり合う緊迫感満載の映像となっている。
連続ドラマW 東野圭吾「虚ろな十字架」は9月6日に放送・配信スタート(全4話)。なお、各キャスト陣よりコメントも到着している。
【鈴木杏(浜岡小夜子役)】
まだ自分の中で言語化が追いついていないほど、濃厚な撮影期間でした。それぐらい小夜子さんにとって「ある事件」は過酷な境遇です。私は自分のつたない想像力をフル稼働していましたが、それでも本当に彼女に寄り添えていたのかは分かりません。ただただ全身全霊で向き合いました。その時に救いだったのが、瀬々監督の(大きな声の)「オッケー!」と、わずかに余裕があった時、香取さんとアートの話ができたこと、そして素晴らしくプロフェッショナルなスタッフの皆さんのまなざしでした。100人の方が見てくださったら、100通りの感じ方がある作品だと思います。善悪では語りきれない、「命」の物語。受け取っていただけたら、幸いです。よろしくお願いします。
【蓮佛美沙子(仁科花恵役)】
この社会には、どうあがいても晴れない思いを抱えて生きている人がいます。
罪を罪と思わず、罰を罰と思わず、生きている人もいます。
被害者と、加害者。それぞれにとって、何が本当の“償い”になるのか。
撮影を思い返すと、ずっと誰かの心の痛みに触れていた気がして、私はいまだに香取さん演じる中原さんに初めて対峙した時の、目の奥の深い悲しみが忘れられません。
エゴや思想が絡まり、悲劇が悲劇を呼ぶ“人間の不完全さ”を、味わってもらえればと思います。
【宇崎竜童(竹井役)】
原作、監督、主演、三拍子そろった作品への出演依頼、二つ返事でお引き受けしました。
中原を気遣う竹井の温かい愛情の深さを、短いシーンの中でどう表現すれば良いか一瞬考えさせられましたが、監督の指示を受け素直に応じられるよう、フラットな気持ちで現場に立てることを第一に、作り込まず緊張しないで落ち着いていこうと臨みました。
シーン中、香取くんとは面と向かってのやり取りはありませんでしたが、背中に感じる香取君のオーラが私をリラックスさせてくれました。待機中に香取くんとお話しできたことで、中原と竹井の距離が近づき、役柄に反映されたのかも知れないと感じています。
たくさんの皆さんにご覧いただききたい心揺さぶるドラマです。
【ピエール瀧(町村作造役)】
今回初めて瀬々監督の作品に参加させていただきました。
倫理観と精神をえぐられ、さらに原色の深淵を剥き出しにされるような重いテーマのドラマですが、それでも飄々と現場の撮影を進行されていく監督の胆力の強い立回りに感銘を受けました。
久しぶりに再会できた香取くんとの共演も感慨深いものがあり、心に残る作品となりました。
【作品情報】
・
殺人の門
【関連記事】
・
香取慎吾主演、東野圭吾原作「虚ろな十字架」WOWOWでドラマ化決定!共演に赤楚衛二
・
山﨑賢人が首を絞められながら不敵な笑み…東野圭吾原作「殺人の門」特報公開佐藤浩市ら実力派キャストも参戦
・
東野圭吾の問題作を映画化「殺人の門」第79回カンヌ国際映画祭のマーケットで世界にお披露目 山﨑賢人のビデオメッセージが上映
(C)WOWOW