【本編を読む】
暴言や人格否定などで相手を精神的に追い詰める「モラハラ(モラルハラスメント)」。近年は、家庭内で言葉や態度によって配偶者を支配する「モラ夫」の存在も広く知られるようになった。そんなモラハラに苦しむ妻たちが、「モラ夫解体屋」の力を借りて新たな人生へ踏み出す姿を描いた『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』。今回は、シナリオ担当のかうち(@kauchi_writer)さんと作画担当の黒野ナツ子(@cronoworks2022)さんに、本作へ込めた思いを聞いた。
■モラハラを乗り越える物語
本作は、家庭ではびこるモラハラをテーマにしたオムニバス作品である。精神的に追い詰められた妻たちが「モラ夫解体屋」と出会い、自分自身の人生を取り戻していく姿を描き、多くの読者の共感を集めている。夫婦関係だけでなく、人間関係の中に潜むさまざまなモラハラにも通じる内容となっている。
■作品に込めたそれぞれの思い
1巻発売について、かうちさんは「ありがとうございます。今の時代に最も大切なテーマの1つである『モラル』を扱ったこの作品を、ようやく皆さんに届けられることができ、とてもうれしいです」とコメント。黒野ナツ子さんも「ありがとうございます!頑張って描いた作品なので、発表することができてうれしいです」と喜びを語った。
また、実質的な商業作品デビューとなったことについては、「まだあまり実感がないのですが、自分でもよく読んでいる配信サイトなどに並んでいるのを見ると、未だにドキドキします」と率直な心境を明かしている。
■希望を感じられる物語を目指して
ストーリー制作で意識した点について、かうちさんは「ヒロインがモラ夫解体屋を通じて、少しずつ自分の力で前に進んでいく過程を希望が感じられるように丁寧に描くことを心がけました」と説明。「現実にモラハラで苦しんでいる方が、作品を読んで少しでも前向きになってくれるように…と思っています」と作品へ込めた願いも語った。
■スカッとするだけでは終わらない読後感
本作で描かれるのは「モラ夫」だけではない。職場や友人関係など、身近な人間関係にも通じるモラハラへの向き合い方を考えさせられる内容となっている。「こんな人いる!」と共感できる場面や、胸のすく展開を楽しみながら、人との距離感や自分自身を見つめ直すきっかけにもなる一作だ。
■取材協力:かうち(@kauchi_writer)、黒野ナツ子(@cronoworks2022)
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