7月24日(金) 23:40
日本郵便が運営する「郵便局のネットショップ」は、残念だった出産内祝いのマナーランキングを紹介(※)しています。全9位のなか、トップ3に今回のケースがランクインしています。
1位:自分の贈ったお祝いより高価なものをもらった
2位:カードや挨拶状がなかった
3位:自分の贈ったお祝いの1/3以下の価格のものをもらった
出産内祝いは、出産祝いをくれた人へ感謝を伝えるお返しです。現在では「いただいたお祝いへのお礼」という意味で使われることが多くなっています。
金額の目安としては、いただいたお祝いの半額から3分の1程度が一般的です。たとえば、1万円のお祝いをもらった場合は3000円から5000円程度、1万5000円なら5000円から7500円程度が一つの目安になります。
今回のように、現金1万円とベビー服5000円相当を贈った場合、受け取った側から見れば合計1万5000円のお祝いです。そのため、500円のタオルだけだと、一般的な相場からはかなり低い印象を受けるでしょう。
ただし、ベビー服の金額を相手が正確に把握していない場合もあります。現金1万円に対してのお返しだとしても、500円はやや少ないですが、相手が金額を深く考えずにまとめて用意した可能性もあります。
内祝いの相場を知っていると、「半返しではないのは非常識では」と感じるかもしれません。しかし、内祝いはあくまでマナーです。法律上、半返しを請求できるものではありません。
出産祝いも内祝いも、基本的には贈り物です。売買や契約のように、「1万5000円渡したから7500円返す」という関係ではありません。そのため、内祝いが少なかったとしても、差額を請求することは通常できません。
また、出産直後の家庭は想像以上に慌ただしいものです。母親の体調が戻らない、赤ちゃんのお世話で眠れない、親族や友人からのお祝いが多くて管理しきれない、といった事情もあります。もちろん、だからといって相場を大きく外してよいという話ではありませんが、相手にも余裕がなかった可能性はあります。
特に友人関係では、金額だけで相手の気持ちを判断すると関係が悪くなります。「少し残念だった」と感じつつも、すぐに責めるのは避けたほうがよいでしょう。
今回の内祝いに納得できない場合でも、直接「お返しが少ない」と言うのはおすすめできません。相手を責める形になりやすく、友人関係に大きな溝ができる可能性があります。
今後は、自分が負担に感じない範囲でお祝いを贈るようにしましょう。たとえば、友人への出産祝いなら、現金5000円とちょっとした品物、または5000円から1万円程度のギフトだけにする方法もあります。
「お返しはいらないから、赤ちゃんに使ってね」と伝えるなら、本当にお返しを期待しない金額にすることも大切です。内祝いを期待して高額なお祝いをすると、相手の対応次第で不満が残りやすくなります。
相手との関係を続けたいなら、今回は「相手も大変だったのかもしれない」と受け止め、次から贈り方を見直すのが現実的です。反対に、普段から金銭感覚が合わないと感じているなら、今後は距離感を少し調整してもよいでしょう。
出産祝いとして1万円の現金と5000円のベビー服を贈った場合、一般的な内祝いの目安は半額から3分の1程度です。その意味では、500円のタオルだけというお返しは、相場よりかなり低く感じられるでしょう。
ただし、内祝いは法律上の義務ではなく、半返しを請求できるものではありません。出産直後の忙しさや、相手が品物の金額を把握していなかった可能性もあります。
不満を直接ぶつけるより、今後のお祝いを無理のない金額に調整するほうが穏やかです。お祝いは本来、相手を祝う気持ちで贈るものです。見返りを前提にしすぎず、自分が気持ちよく贈れる範囲を決めておくと、後悔しにくくなります。
郵便局のネットショップ【ワーストランキングで学ぶ】出産内祝い(出産祝いのお返し)のマナー
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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