7月25日(土) 5:30
共同口座が持てる家計管理サービス「ワンバンク」を運営する株式会社スマートバンクが、現在または過去に同棲経験のある22~39歳の男女552名を対象に実施した調査によると、生活費の分担方法で最も多かったのは「完全折半(50:50)」で53.0%でした。
次いで「収入差に応じて割合を分ける収入比率派」が36.0%となっており、実態としては過半数のカップルが折半を選んでいることがわかります。
図表1
株式会社スマートバンク(家計管理アプリ『ワンバンク』) 同棲カップルのお金の分担に関する実態調査(PR TIMES)
お互いの負担を均等にすることで、不公平感をなくし、すっきりとした気持ちで新生活をスタートさせたいと考えるカップルが多いようです。
「収入が違うのに完全折半にするのは、片方の負担が大きくて不公平なのでは?」 と疑問に思う方もいるかもしれません。ところが、同調査における「分担方法別の関係満足度」を比較すると、意外な事実が判明しました。
完全折半を選んでいるカップルの関係満足度は72.7%だったのに対し、収入比率で分けているカップルの満足度は57.9%にとどまり、折半派の方が約1.3倍も満足度が高い結果となったのです。
さらに、「お金のことで揉めたことがない」 と答えた割合は、折半派が30.4%、収入比率派が9.1%と、なんと約3.3倍もの大差がつきました。
図表2
株式会社スマートバンク(家計管理アプリ『ワンバンク』) 同棲カップルのお金の分担に関する実態調査(PR TIMES)
収入比率で分ける場合、昇給や転職、臨時の出費などが発生するたびに「どちらがいくら負担するか」 の再交渉が必要になりやすく、その都度モヤモヤが生まれがちです。一方、折半はルールが明快なため、余計な摩擦が起きにくいと考えられます。
しかし、この調査において、分担方法の選択(折半か収入比率か)以上に重要となる発見がありました。それは、「分担ルールをどうやって決めたか」 というプロセスです。
ふたりできちんと「話し合って決めた」 カップルの関係満足度は75.7%と、非常に高い水準でした。一方で、明確なルールを設けず「なんとなく決まった」 というカップルの満足度は、40.0%と半分近くにまで落ち込んでいたのです。
図表3
株式会社スマートバンク(家計管理アプリ『ワンバンク』) 同棲カップルのお金の分担に関する実態調査(PR TIMES)
お互いに納得できるまでしっかりと言葉を交わし、合意のもとでルールを決定することが、その後の良好な同棲生活を送る上で不可欠だと言えます。
では、なぜ多くのカップルが話し合いを避けて「なんとなく」 で決めてしまうのでしょうか?
「パートナーにお金の話を切り出しにくい」 と感じている割合を男女別に調べたところ、男性はわずか5.2%であったのに対し、女性は14.2%と約2.7倍も多いことがわかりました。
図表4
株式会社スマートバンク(家計管理アプリ『ワンバンク』) 同棲カップルのお金の分担に関する実態調査(PR TIMES)
男性が「現状で特に問題ない」 と捉えている裏で、女性はモヤモヤを抱えながらも言い出せず、結果的に不満が蓄積してしまう構図が浮かび上がります。
このすれ違いを防ぐためには、定期的にお金の話をする「きっかけ」 や「仕組み」 を作ることが極めて有効です。
例えば、共同の家計管理ツールや共同口座(ペアカード)を導入すれば、どちらがいくら使ったのかが自動で可視化(見える化)されます。感情的な衝突を避けながら、お互いの収支を客観的に共有できるため、自然とお金の話を切り出しやすい雰囲気が生まれるでしょう。
同棲生活における生活費の分担は、完全折半か収入比率かという手法以上に、「ふたりで真剣に向き合って納得いくまで話し合えたか」 が、関係満足度を大きく左右します。
「お金の話を切り出すと雰囲気が悪くなりそう……」 とためらう必要はありません。ふたりの快適な生活を一緒に作っていく大切なステップとして、共同管理ツールなどをうまく活用しながら、お互いにとって心地よいルールを対等に話し合ってみてください。
株式会社スマートバンク(家計管理アプリ「ワンバンク」) 同棲カップルのお金の分担に関する実態調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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