7月23日(木) 5:30
スマホの販売では、「実質24円」「実質半額」などの広告を目にすることがあります。これは、端末価格そのものが安いという意味ではなく、一定の条件を満たした場合の負担額を示しているケースがほとんどです。
代表的なのが端末購入プログラムです。対象機種を分割払いで購入し、一定期間利用した後に所定の条件で端末を返却すると、残価や残りの支払いが不要になる仕組みです。そのため、広告では返却などの条件を満たした場合の負担額を『実質負担額』として表示していることがあります。
一方で、端末を返却しない場合は残りの代金も支払う必要があります。また、返却時に端末の状態が基準を満たさない場合は追加費用が発生することもあります。そのため、「実質負担額」はあくまで一定の条件を満たした場合の金額であることを理解しておきましょう。
契約時には、月々の支払額だけでなく、端末価格の総額も確認することが重要です。
例えば、月々2000円程度で購入できるように見えても、支払い回数が長かったり、返却しない場合の残額が大きかったりすると、最終的な負担は想像以上になることがあります。
確認したいポイントは次のとおりです。
・端末の本体価格
・分割払いの回数
・返却した場合の負担額
・返却しなかった場合の支払総額
・返却条件や追加費用の有無
これらを比較すると、本当に自分に合った購入方法か判断しやすくなります。
また、分割払いでは金利や手数料の有無も確認しておきましょう。なお、携帯電話会社が提供する端末の分割払いは、多くの場合、分割手数料が無料ですが、クレジットカード払いや他のローンを利用する場合は金利や手数料が発生することがあります。販売方法によって条件が異なるため、契約内容をよく確認することが大切です。
端末購入プログラムは、新しいスマホへ定期的に買い替える人には向いています。一方で、4~5年以上同じ端末を使いたい人には必ずしもメリットが大きいとは限りません。
また、所定の返却期間を過ぎたり、故障や画面割れなどにより各社が定める査定基準を満たさなかったりすると、追加の支払いや特典の対象外となる場合があります。そのため、スマホを丁寧に使うことも重要です。
契約前には、店員へ「返却しない場合はいくら支払いますか」「追加費用が発生する条件はありますか」と具体的に質問すると、不安を減らせます。
「実質負担額」は魅力的に見えますが、それだけで判断するのはおすすめできません。本当に比較すべきなのは、端末価格の総額や返却条件、利用期間などです。
特に、長く使う予定なのか、2年ごとに買い替えたいのかによって、お得な購入方法は変わります。契約前に総支払額を確認し、自分の使い方に合ったプランを選ぶことで、納得してスマホを購入できるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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