もはや生成AIは日常の一部になりつつあるが、一部の人々はより巧妙な使い方を駆使している。SPA!が全国4000人に利用実態を調べた結果から見えたのは、知らぬ人ほど損をする「AIハッタリ社会」の実態だった――。
AIを使ったハッタリが堂々と横行する夜の世界
欲望渦巻く夜の世界でも、AIを使ったハッタリが堂々と横行しているという。パパ活女子の田中さくらさん(仮名・24歳)が打ち明ける。
「最近のパパ活は、LINEのグループに募集がかかり、複数枚の写真とプロフィールを送って案件に応募します。AIで写真を盛るようになってから、通過率が格段にアップしました。顔はアプリでも加工できますが、AIだと胸も自然に大きくしてくれるので助かってます」
さらに、AIのリサーチ力を生かした巧妙な活用術も。
「ギャラ飲みのお店を決めるとき、恵比寿の高級ステーキ店をリクエストしたら、パパにドン引きされてしまって。それ以来、条件をAIに入力すればちょうどいい値段の店を瞬時にリストアップしてくれるので重宝しています」
コミュニケーションでもAIはフル回転だ。
「19歳の頃、間違った敬語を使って怒られて以来、“パパ”への連絡は必ずAIに下書きさせています」
営業LINEにAIが大活躍
キャバクラでも、営業LINEにAIが大活躍。北新地のキャバ嬢・橋本ゆきさん(仮名・27歳)が明かす。
「最近お店に来てくれないお客さんの気を引くために、AIで髪形をボブヘアに変えた自撮りを生成して送ったところ、なんと翌日来店してくれることに。でも実際に髪を切りに行く時間はなかったので、AIに言い訳を考えてもらったら『エクステをつけたことにしたらいいんじゃない?』とアドバイスをくれて。AIの噓をAIにという、なんとも情けない結果に(笑)」
偽装工作もお手のものだ。
「お客さんはプライベートの写真を送ると喜んでくれますがいい写真がなくて。別のお客さんと行ったレストランで撮った写真に、女のコをAI生成で加え、友達と行ったふうに見せかけています」
AIハッタリが見破られることも…
しかし、AIハッタリが見破られることもある。ぽっちゃり専門店で働くデリヘル嬢・中村ももさん(仮名・21歳)が失敗談を語る。
「お客さんへのお礼日記を書くのが苦手で、最近はAIに任せっきりでした。でも、あるときネット掲示板に『○○はお礼日記を全部AIに書かせてる』と書き込まれてしまったんです!どうやら、AIの文章をそのままコピペすると文字が明朝体になって、ほかのコのフォントと違っちゃうみたいで」
近い将来、夜の店でAIから接客を受ける日さえ来るかもしれない。
※2026年7月21・28日合併号より
取材・文/週刊SPA!編集部
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