パラマウント×ワーナー統合、裁判所が一時差し止め

パラマウント×ワーナー統合、裁判所が一時差し止め

7月23日(木) 14:00

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ハリウッドの大手2社、パラマウントとワーナーの統合について、裁判所が一時的な差し止めを命じたと、米バラエティが報じた。カリフォルニア州など12州の申し立てを認めたもので、統合は最大28日間、成立させることができなくなる。

パラマウントとワーナーは、いずれもハリウッドを代表する老舗だ。「トップガン」や「ゴッドファーザー」を送り出してきたパラマウントと、「ハリー・ポッター」やバットマンで知られるワーナー・ブラザース・ディスカバリーである。デビッド・エリソンCEOが率いるパラマウントは、約1110億ドル(約18兆円)の規模でワーナーを買収しようとしてきた。連邦司法省はすでに承認していたが、二社が一つになれば作られる映画が減りかねないとして、12の州や米脚本家組合が相次いで差し止めを求めて提訴していた。

独占禁止法をめぐる争いでは、この差し止めが事実上の勝負どころになる。認められなければ統合はそのまま成立し、後から覆すのはほぼ不可能になる。逆に認められた場合は、裁判で本題が争われる前に取引そのものが崩れることが多い。

パラマウントにとっては時間も重くのしかかる。9月30日までに統合が成立しなければ、同社はワーナーの株主に対して1日あたり数百万ドルを支払わなければならなくなる。同社は8月下旬に証人を立てた審理を開くよう求めており、9月上旬までに判断が示されることを望んでいる。

州側は、ケーブルテレビの番組供給で上位3社のうち2社が、映画の配給では上位5社のうち2社が一つになるとして、競争が損なわれると訴えている。パラマウント側は、A24やAmazon MGMといった新しい出し手が育っており、劇場の市場は州が描くよりも競争が働いていると反論する。ケーブルテレビの市場そのものが縮小しているのだから、州が示す集中度の推計に頼るべきではないとも主張している。

州側はさらに、訴訟の結論が出るまで統合を止めておく仮処分も求めている。

【作品情報】
トップガン

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Photo by Anna Barclay/Getty Images
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