7月21日(火) 23:00
自宅前の道路で子どもが遊んでいた場合でも、まったく問題ないとは言い切れません。道路は、車や自転車、歩行者が通る場所なので、住宅街の細い道であっても宅配車や近所の車が通るかもしれません。
例えば、ボール遊びをしていて車に当たったり、急に子どもが道路に飛び出したりすると、事故につながるおそれがあります。交通量が少ない道ほど、親も子どもも油断しやすいため注意が必要です。
道路交通法 第76条では、交通のひんぱんな道路で球技やローラースケートなどをする行為は禁止されています。また、道路上に座り込んだり、物を置いたりして交通の妨げになる行為も問題になる場合があります。つまり、「少し遊んでいただけ」と思っていても、周囲から見れば危ない行為と受け止められることがあるのです。
近所の人が「通報しますよ」と言った背景には、騒音への不満だけでなく、事故を心配している可能性もあるかもしれません。そのため、まずは感情的に反論せず、どのような点を不安に感じているのかを冷静に受け止めることが大切です。
「私道なら自分たちの土地に近いから自由に使える」と考える人もいるでしょう。ただし、私道であっても道路交通法の対象になることがあります。
道路交通法 第2条 第1項 第1号でいう「道路」には、公道だけでなく、一般の人や車が通行する場所も含まれます。そのため、近所の住民や配達員、来客の車などが日常的に通る私道であれば、法律上の道路として扱われる可能性があります。
一方で、完全に門や柵で囲まれ、特定の家族だけが使う敷地内の通路であれば、一般的な道路とは扱いが異なることもあります。ただし、実際にどう判断されるかは、所有者、通行の実態、管理状況などによって変わります。
私道で子どもを遊ばせてよいか判断する際は、「私道だから必ず安全」「私道だから通報されない」と決めつけないことが大切です。特に共有私道の場合、自分だけでなく他の住民にも利用する権利があります。
そのため、子どもの遊びによって通行しづらくなったり、車の出し入れに支障が出たりすれば、近隣トラブルに発展しやすくなるでしょう。
もし近所の人に通報すると言われた場合は、まず子どもを道路から離れさせましょう。そのうえで、遊んでいた時間帯、声の大きさ、ボールや自転車などの使い方を振り返ります。
警察に通報されたからといって、すぐに罰金や処罰につながるわけではなく、危険な行為をやめるよう注意されることが多いです。ただし、何度も同じ注意を受けているのに改善しない場合や、車を傷つけた場合、他人の敷地に無断で入った場合は、別のトラブルに広がるおそれがあります。
また、ボールが車に当たって傷がつけば、修理費の負担を求められる場合があります。子どもが自転車やキックボードで人にぶつかった場合は、治療費や慰謝料などの負担が生じることもあるでしょう。
さらに、大きな声で長時間遊ぶことも、騒音トラブルの原因になりかねません。子どもに悪気がなくても、親が近くで見守っていないように見えれば、近所の人に不安や不満を与えてしまいます。
こうしたトラブルに備えるには、加入している保険の内容を確認しておくことも大切です。火災保険や自動車保険などに個人賠償責任補償がついていれば、日常生活で他人にけがをさせたり、物を壊したりした場合の費用を補償できることがあります。ただし、補償の対象や上限額は契約によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
事故や近隣トラブルを防ぐには、公園や広場など、遊ぶことを前提にした場所を選ぶと安心です。家の前で遊ばせる場合でも、ボール遊びや道路への飛び出しは避け、短時間にとどめるなどの配慮をしましょう。
また、親が近くで見守り、車や人が来たらすぐに道を空けるよう教えておくと、事故の予防にもつながります。
自宅前の道路や私道であっても、人や車が通る場所であれば、子どもが自由に遊んでよいとはかぎりません。ボール遊びや飛び出し、大きな声で長時間遊ぶことは、事故や近隣トラブルにつながるおそれがあります。
近所の人に注意されたときは、まず安全面を見直すことが大切です。私道か公道かだけで判断せず、「通る人の迷惑にならないか」「車や歩行者に危険がないか」を基準に考え、子どもが安心して遊べる公園や広場を利用しましょう。
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川越市 道路遊びは危険・迷惑です!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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