7月22日(水) 4:40
経団連の2026年夏季賞与・一時金の第1回集計によると、大手企業の平均妥結額は100万8706円となり、初めて100万円を超えました。ただし、この調査の対象は従業員500人以上の主要大手企業です。そのため、日本全体の会社員の平均額を示すものではありません。
一方、帝国データバンクの調査結果を見てみましょう。帝国データバンクの調査は、大企業だけでなく中小企業や小規模企業も含めた、1043社を対象に調査を実施しています。そのため、経団連の調査よりも、日本全体の会社員の実態に近いボーナス水準を表していると言えるでしょう。
帝国データバンクの調査によると、2026年夏季賞与の正社員1人あたり平均支給額が100万円以上だった企業の割合は5.4%でした。
個人単位で夏のボーナス100万円が上位何%かという結果ではないものの、これらの調査結果をふまえると、100万円というボーナスは日本全体で見ると高水準と考えてよいでしょう。
では、夏のボーナスが50万円というのは、40代会社員にとって少なすぎる水準なのでしょうか。
先述の帝国データバンクの調査では、2026年夏の正社員1人あたり平均賞与は47万7000円でした。つまり、50万円は全企業平均をやや上回る水準です。
また、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、40~44歳男性の年間賞与その他特別給与額は、約117万円となっています。賃金構造基本統計調査は、夏と冬の賞与などが含まれるため、夏のボーナスだけを単純に比較することはできません。
ただし、夏と冬の賞与が同程度支給されると仮定すれば、1回あたりの賞与額は約60万円ということになります。
これらのことから、40代で夏のボーナスが50万円という水準は、極端に少ないとは言えず、おおむね平均的な金額と考えられるでしょう。
ボーナスの金額は、年齢だけで決まるものではなく、勤務先の企業規模や業種、会社の業績、賞与制度などによって大きく異なります。例えば、経団連の調査では大企業の夏のボーナス平均が100万円を超えた一方、帝国データバンクの調査では全企業平均は47万7000円となり、企業規模によって大きな差があります。
そのため、同じ40歳会社員でも、勤務先によってボーナス額に100万円と50万円という差が生じることは珍しくありません。友人と金額を比較して一喜一憂するのではなく、自分自身が支給された金額に納得できるかという視点で考えてみることも大切でしょう。
一般社団法人 日本経済団体連合会 2026年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)
株式会社帝国データバンク 2026年夏季賞与の動向アンケート
厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査
執筆者 : 東雲悠太
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士
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