7月21日(火) 23:40
厚生労働省が発表している「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、男性全体の平均ボーナス(その他特別給与を含む)は「118万7000円」でした。
この金額は企業規模が10人以上の場合であり、1年を通じての額です。企業規模とは企業全体で働く常用労働者数による区分です。40代に絞ると、40代前半では「135万9400円」、40代後半では「145万6800円」でした。
今回のケースでは、夫の夏季と冬季のボーナスを合わせて通年で100万円ということですので、平均よりは少ないようです。
しかし表1にまとめたように、企業規模別に見ると、状況は少し異なります。
表1
| 企業規模 |
平均のボーナス額
(40~44歳) |
平均のボーナス額
(45~49歳) |
|---|---|---|
| 1000人以上 | 195万1100円 | 211万1500円 |
| 100~999人 | 120万1500円 | 132万6000円 |
| 10~99人 | 83万3100円 | 89万2200円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
企業規模が大きくなるほどボーナス額が増えています。一方、10~99人規模の企業では平均のボーナス額が90万円未満であるため、今回のケースにおける夫のボーナスの方が多くなるかもしれません。
同じ統計によると、ボーナス額は学歴によっても異なります。表2に、学歴別のボーナス額を示しました。企業規模は10人以上で統一しています。
表2
| 学歴 |
平均のボーナス額
(40~44歳) |
平均のボーナス額
(45~49歳) |
|---|---|---|
| 中学卒業 | 77万4400円 | 79万3000円 |
| 高校卒業 | 97万8200円 | 107万6300円 |
| 専門学校卒業 | 99万2000円 | 108万2900円 |
| 大学卒業 | 172万9300円 | 190万4500円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
学歴が上がるにつれて、ボーナス額も高くなる傾向があるといえるでしょう。
今回のケースの年間ボーナス額は100万円です。表2と照らし合わせると、本人の学歴や年齢などによっては、平均額よりも高い額を得ていることになります。
ボーナス額は職種によっても大きな差が生じます。平均ボーナス額が高い職種をいくつか挙げました。
・管理的職業従事者:252万5300円
・システムコンサルタント/設計者:260万7900円
・法務従事者:233万6300円
・大学教授(高専含む):289万8500円
一方、次の職種では50万円を下回るボーナス額でした。
・ビル/建物清掃員:26万7200円
・自家用貨物自動車運転者:48万5700円
・警備員:34万1500円
今回のケースで、夫がどのような職種に就いているか分かりません。そのため一概にはいえませんが、仮にSNSの投稿で見る高額なボーナスが別の職種の話であるなら、単純に多い・少ないを結論付けることはできないでしょう。
今回のケースで夫が得ている年間ボーナスは100万円とのことなので、全体平均と比較すると少ないようです。
しかし企業規模や学歴・職種ごとに見ると、年間100万円は必ずしも低いとは言い切れません。より正確な比較をするには、企業規模や学歴・職種など、自身の環境に近い統計に絞る必要があるでしょう。
e-Stat 政府統計の総合窓口 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類 表番号1 学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
e-Stat 政府統計の総合窓口 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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