《AV新法誕生から4年で当事者は…》双子姉妹がパチンコ店店員からセクシー女優へ転身「生まれてから、何をするにも一緒だったから」

左が姉の澪、右が妹の渚。記者の質問によく返事がシンクロした(写真:本誌写真部)

《AV新法誕生から4年で当事者は…》双子姉妹がパチンコ店店員からセクシー女優へ転身「生まれてから、何をするにも一緒だったから」

7月18日(土) 11:00

年間2万とも3万本ともいわれる、アダルトビデオの制作本数。かつては「借金のため」「騙されて」とネガティブなイメージもあったが、今年6月にAV新法(AV出演被害防止・救済法)が施行されて4年が経ち、業界の健全化が進められている。

いま、アダルトビデオに出演する女性は、どのような思いでいるのか。当事者に話を聞いた。

四季島澪「はじめての撮影は、心臓がバクバクで。お互い『大丈夫、大丈夫だから』ってはげましあったよね」

四季島渚「男優の方もめちゃくちゃ大勢いらっしゃって。撮影前にお話しさせていただく時間があったけど、囲まれたよね(笑)」

澪「背が高い人もいたから圧がすごかったけど、みんなやさしかったな」

渚「そうそう。『○○が不安です』って相談すると、みんなが同時に『大丈夫!』って声を揃えてくれて、安心したよね」

こう語るのは、お気に入りだというお揃いのピンクのカーディガン姿で現れた、姉の四季島澪(34)と妹の渚(34)だ。今年1月、姉妹そろって、同じ作品でデビューしたセクシー女優だ。しかもリアル双子なのだという。

渚「ちいさいときから何をやるのも一緒。親は姉だから、妹だからと区別することはなく、洋服もおもちゃも同じものを2つずつ買ってくれたんです」

澪「全部平等に扱ってくれる気持ちはうれしいけど“私たちは同じじゃない”っていう思いもあって、同じ服な嫌な時期もあったけど」

渚「それだけ姉妹は似ていました。昔の写真を見ると、どちらが自分だかわからなかったり(笑)。小・中・高校まで同じ。普通、別のクラスになったりしますが、同じクラスの時が多かったんですよ」

澪「テストでは、なぜか同じ問題を間違えてたよね。しかも、数学の文章題の読み間違えも、漢字の部首も、間違え方も一緒。先生も笑いのネタにしていました」

渚「姉が体育の時間で右肘を怪我したら、同じ日に私が掃除している階段で転んで左肘を怪我して『左右対称だ』と驚いたことも。そんなことはしょっちゅうありました」

■「日常生活がつまらなく思って、セクシー女優に行きついた」

——大学時代に初めて離れ離れの生活をして、姉妹で相違点が生まれたという。

澪「私には彼氏ができたんですが、妹は……」

渚「私も欲しかったんです。姉にはよく恋愛相談もしたんですよ」

澪「妹はいろいろ条件が厳しいから『まずは経験だ』といったんです。とにかく妥協しなきゃって」

渚「言ってた、言ってた、妥協しろって。でも、私には真面目なところがあって、自分に嘘をついてまで付き合うのって、相手にも失礼じゃないかって思って。姉からは『また、そんなことを言って!』って飽きられましたけど。けっきょく大学生活どころか、30過ぎても彼氏がいない生活でした」

大学卒業後は、お互い2人の生活に戻り、芝居に挑戦して舞台に上がったり、生計を立てるためにパチンコ店に勤務していたり、再び行動を共にしていたという。

渚「パチンコ店は、友達から人手不足だからと誘われて、姉と一緒に働くことに。チェーン展開している店でしたが、お店側が双子だからと、一緒の店に配属させてくれたんです」

澪「パチンコはやったことがないから、音の大きさやタバコの匂いに悩まされました。負けているお客さんがいきなりキレたときは、怖くて。そんなときも姉妹ではげまし合いました」

渚「どんな状況でも姉妹一緒なら安心できたんです。だから、姉がAV出演を考え始めたときも、まずは私に相談したんだと思います」

澪「31歳くらいのときですね。じつは長いことセックスレスの状況が続いていて……。日常生活がつまらないなって思っていたとき、セクシー方面で毎日が楽しくなるための情報を探していたら、セクシー女優に行き当たったんです」

渚「私は男性経験がほぼない状況。AVの世界も“怖いところだったらどうしよう”って、不安がまさってしまい、さすがに『ちょっと待って』と即答できませんでした。それでも姉からは、ことあるごとに『考えてみた?』って誘いがくるんです」

澪「1人で挑戦する選択肢もあったんです。でも、やっぱり思い切ってやるなら、妹と一緒が安心だし、ベストなんですね。双子だから話題性があるかもっていう思いもありました。妹には『それも含めて考えてみてね』って説得していました」

渚「想像はするんですよ。カメラがあって、男優さんがいる撮影現場を。でもリアルに想像すればするほど“やっぱり人前で裸になるのは無理”っていう結論に」

■「いつかはバレると覚悟しています」

姉の説得が2年ほど続くうちに、心境の変化が——。

渚「同じ事務所の女優さんのSNSを見たりしたんです。作品とは別に、プライベートの写真なども見ると、みんな意志を持って目標に向かってるなというのが伝わってきたんですね。それに悩み続けていたのも、そもそも興味を持っていたからだと思います。舞台経験があったように、人前に出るのも、表現するのも好きなので、挑戦しようと思ったんです」

澪「最初の作品の撮影期間は3日ほど。すごく緊張しましたが、思ったよりも楽しくて。反響もよくて、専用サイトでも好意的なコメントが多くてびっくりしました」

渚「いろいろ悩んでいましたが、いざ挑んでみて良かったと思っています」

澪「ただ、まだ家族や友達も知らない……はず。さすがに親は、2人分ですから、よりびっくりするかも」

渚「いつかはバレると覚悟しています。でも、ずっと『後悔しないように、好きなことをやって生きて行きなさい』といわれていたから、応援してくれるはず」

澪「2作目の撮影日も決まったところだし、いまはこの仕事が長く続けていけるように、頑張りたいです」

渚「やるからには賞を取りたいし、地上波にも出たいし、双子の男優さんがいたら、共演してみたいですね(笑)。今後も姉妹で頑張ろうね」

澪「そうだね!」

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