【セレクトセール2026】当歳馬セッション「目玉不在」と言われた新種牡馬たちの評価はいかに!?

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【セレクトセール2026】当歳馬セッション「目玉不在」と言われた新種牡馬たちの評価はいかに!?

7月18日(土) 6:35

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セレクトセール2026特集(2)

2億5000万円で落札されたドウデュース産駒のコッパの2026(牡)(C)Japan Racing Horse Association

2億5000万円で落札されたドウデュース産駒のコッパの2026(牡)(C)Japan Racing Horse Association



7月13日、14日に苫小牧のノーザンホースパークで開催された日本最大の競走馬のセリ市『セレクトセール2026』(主催:日本競走馬協会)。2日目の当歳馬セッションでは247頭が上場され、228頭が取引された。落札総額、平均価格は過去最高だった昨年を下回ったものの、それに次ぐ活況だった。

最高落札額は、4億1000万円(税別、以下同)。半姉に三冠牝馬のリバティアイランド(父ドゥラメンテ)を持つヤンキーローズの2026(牡/父キタサンブラック)だった。

また、前評判の高かった三冠牝馬デアリングタクトの2番仔、デアリングタクトの2026(牡/父イクイノックス)も3億3000万円の高値で取引された。

こうして前日の1歳馬セッションに続いて、当歳馬でも注目の血統馬、良血馬たちが高値で落札されていったが、一方で注目を集めたのは、この世代が初年度となる新種牡馬たちの産駒だ。ドウデュース、ジャスティンミラノ、シャフリヤール、レモンポップ、セリフォスらの産駒である。

昨年はイクイノックス、その前年がエフフォーリア、そしてその前年がコントレイルと、ここ数年は毎年目玉となる新種牡馬産駒の登場が続いていたが、それらと比較すると、今年はやや派手さに欠ける印象があった。出走頭数の少なさもあってか、前評判もそれほど高くなかったように感じるが、実際のところ、それぞれの産駒の評価はどんなものだったのか。馬主をはじめ、馬主をサポートするアドバイザーや代理人、さらには調教師など、新種牡馬の取引に関わった関係者たちに話を聞いてみた。

まずは、2022年のダービー馬でGⅠ通算5勝のドウデュース。コッパの2026(牡)が2億5000万円の高値で落札されるなど、新種牡馬では最も多い計9頭が取引された。

同産駒のトップバッターとして登場したシタディリオの2026(牡)も、すかさず9600万円で落札された。同馬は現役時代に父ドウデュースを管理していた友道康夫厩舎に所属する予定。友道調教師は同馬について、こう期待を寄せていた。

「馬自体、すごくよかったし、背中のシルエットや歩き方なんかは、父に似ている感じがしました。生まれてすぐ(牧場に)見に行っていて、その際はドウデュースっぽくなく、脚長でスラッとしていたんですが、成長して幅が出てきましたね。見るたびにシルエットが変わってきているので、今後の成長が楽しみです」

このドウデュースをはじめ、新種牡馬に対する現場の声はおおむね良好だった。ある馬主の代理人が言う。

「ドウデュース産駒は、さすが今回のセールに出てきた馬はいい馬がそろっていた様子。ですが、ここに出てきていない馬、すでに取引されている馬のなかにも大物がいます。事実、それらは産まれてすぐに買われていますから。

個人的には(2024年の皐月賞馬)ジャスティンミラノの産駒にいいイメージを持っています。現3歳世代の走りから『少し時間をかけたほうがいい』といった評価になっているコントレイル産駒と似た印象を抱いている人が多いと聞きますが、同産駒に比べると、水っぽさがないというか、仕上がりは早めで、始動するのも、結果を出すのも早い感じがします。これら当歳馬たちが1歳になってどう変わっていくのか、興味深いです。

それから、頭数は少ないですが、種牡馬シャフリヤールもかなりいいです。全兄のアルアインが種牡馬としてすでに結果を出していますが、上位互換というのか、産駒への期待が膨らんでいます。レア度もあるので、来年のセールに出てくれば、争奪戦になるのではないでしょうか」

セリ市で奔走するアドバイザーたちも、新種牡馬に対する評価は決して低くない。あるアドバイザーはこう語る。

「ドウデュース産駒は、その父ハーツクライの産駒とはまた違うタイプの形の馬が多いですね。だからといって、馬の形は悪くありません。他の高額種牡馬たちと比べても遜色ないように思います。

ジャスティンミラノ産駒も、その父キズナっぽさがありません。キズナ産駒は少しずんぐりしていますが、こちらはそれよりもバランスをよくした雰囲気。キズナ産駒の平均点の高さも受け継いでいる感じがしますし、種付け料を考えたら、キズナの代わり、いや、それ以上と考えてもよさそうです。

父に似ていないという意味では、セリフォス産駒もその父ダイワメジャーの産駒とは異なっていると思います。ダイワメジャー産駒は父自身の気性面もあってか、比較的レースの流れに乗って抜け出すタイプが多かったのですが、種牡馬の晩年になって、気性面も含めてそれまでと違った差し込めるタイプとして出たのがセリフォス。産駒にもそれが受け継がれている気がします。差して結果を出していたセリフォス同様、産駒も追って味がありそうです。

一方、ダート界で頂点を極めたレモンポップ産駒は"アメリカン"と言いますか、わかりやすく筋肉量豊富な形になりそう、といった印象を受けました。年を重ねてどうなるかわかりませんが、イメージどおりの成長曲線を描くようなら、やはり同産駒はダートで活躍しそうな気がします」

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