俳優もカメラもなしAI映画がノーラン「オデュッセイア」に対抗

「オデュッセイア」

俳優もカメラもなしAI映画がノーラン「オデュッセイア」に対抗

7月18日(土) 10:00

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クリストファー・ノーラン監督の超大作「オデュッセイア」の公開を前に、同じ物語をAIで作り上げた長編映画がお披露目されたと、米ハリウッド・リポーターが報じた。制作費は、わずか数千ドル(数十万円)だという。

ノーラン監督の「オデュッセイア」は、マット・デイモンが主人公オデュッセウスを演じ、トム・ホランドやアン・ハサウェイらも顔をそろえる、制作費約2億5000万ドル(約400億円)の超大作だ。古代ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩をもとに、トロイ戦争の英雄が長い旅の末に故郷をめざす姿を描く。

一方、今回お披露目されたAI映画「オデュッセウス ザ・フォール(原題)」は、この同じ題材を135分の長編として独自に描いたものだ。

この映画では、俳優もセットもカメラも使われていない。すべてをAIのモデルに置き換え、脚本と映像、登場人物の声を、アッシュ・クーシャ監督がほぼ一人で手がけたという。映像は、中国製のAI動画生成ソフト「Kling」で作られた。世界屈指の名匠が撮った作品と、一人の人間とAIの共同作業とを、観客に見比べてほしいと監督は訴える。

ちなみに劇場や大手の配信サービスは、「オデュッセウス ザ・フォール(原題)」を取り上げていない。製作側は自社のサイトで、1本9.99ドルのレンタルとして配信するという。

なお、ノーラン監督の「オデュッセイア」は7月17日に全米公開。日本では9月11日に公開される。

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photo by Melinda Sue Gordon © Universal Studios. All Rights Reserved.
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