◆文具や雑貨に今の自分を託そう。吉祥寺の写真店「Prism Lab. KICHIJOJI」に聞いた“撮って印刷する”という残し方
書く、使い続けるなどさまざまな形で日々を“残す”人たちに聞いた、これまでとこれからの自分を彩るヒント。残して知る自分らしさや自分の好きがもたらすものとは?東京・吉祥寺にある写真店「Prism Lab. KICHIJOJI」のスタッフに話を聞きました。
◆“ありのまま”がくれる安心感
現像処理後のカラーネガフィルムとプリント各種フィルム現像、スキャニング、プリントはLサイズからB0まで
最近は端末やクラウド上にデジタルの写真データを保管することが多くなり、紙の写真を見かける機会は少なくなった。写真を小さな端末に大量に保管できて、多くの人に届けられるデジタルの便利さと快適さは計り知れない。でも、フィルム写真を印刷して紙という“もの”になって感じることも確かにある。
プロのフォトグラファーから地域住民まで幅広く現像・プリントを受け付ける吉祥寺・PrismLab.KICHIJOJI の西村さんはどのように向き合っているのだろう。
にぎわう吉祥寺の路地にあり、店主・西村さんが迎えてくれる
「現像・プリントされた写真は、さまざまなことから切り離されることで、より魅力的になるのではないでしょうか。撮影したとき、今、未来、それぞれの時間にいる自分が、どんな環境で写真と対峙するかによってまったく違う気持ちでプリントされた写真に残されたものを見る。ときによって変わる感情を楽しめると思うんです」
プリントした写真はSNS に投稿するときのように他の人からの評価を気にすることもなく、シンプルに自分のためだけに素直な表現で残すことができる。
「今は画像の加工も生成もできる時代になりました。だからこそ、紙になった写真は撮影した人がとらえた視点や構図、光をそのまま残せることに価値を感じます。写真がありのままで存在してくれることは、間違いなく過去の自分が目にして、感じたものであるという安心感をくれるのではないでしょうか」
フィルムや写真にまつわるものが多く並ぶ空間
そんな風に写真に向き合う西村さんが現像するときに意識しているのは、“まっすぐに作業をする”こと。「撮影した人が集めた目の前の光を尊重したい。その人の視点と感じた光をただそのまま、まっすぐに伝える作業をすることを大切にしています。だから、自分はそのままを返せるような壁のような存在でいることが理想です」。
それぞれのありのままを残そうとしてくれる人がいる心強さを感じながら、思うままにシャッターを切ってみよう。誰でもなく自分のために。
スポットデータ|Prism Lab. KICHIJOJI(プリズムラボ キチジョウジ)吉祥寺駅
TEL.050-1113-4416
住所/東京都武蔵野市吉祥寺本町1-28-3ジャルダン吉祥寺113
営業時間/14:30~19:30
定休日/月・火
アクセス/吉祥寺駅より徒歩5分
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