7月17日(金) 3:40
子ども2人を連れての夏休みの帰省は、家族の大切な思い出になる一方で、家計への負担も小さくありません。交通費だけで6万円がかかるとなると、「さらに実家へ生活費を渡すべきなのか」と悩んでしまうのも無理はないでしょう。
交通費の負担が大きい場合でも、状況に応じて滞在費を渡したり、別の形で負担を分担したりすることは、実家への感謝を伝える方法のひとつといえます。
滞在費として渡す金額に明確な決まりはありませんが、一般的には1人1日あたり1000円~2000円程度を目安にするケースもみられます。これは、食費や水道光熱費などの増加分を考慮した金額で、1週間程度滞在する場合は1万円前後がひとつの目安になるでしょう。
もっとも、滞在人数や日数によっては実家の負担も大きくなります。交通費の負担とのバランスも考慮しながら、現金を渡すだけでなく、自分たちに合った形で負担を分担することもひとつの方法です。
今回のケースで母親が「食費も上がっている」と言った言葉の背景には、近年続く物価高があると考えられます。日々の買い物で家計の負担を実感している親世代も少なくありません。
近年、食料品の価格は急激に上昇しており、これまでと同じメニューを作っていても、かかる費用は確実に増えています。そこに子ども2人と大人が加われば、お米やおかずの消費量は一気に増え、親世代の家計を圧迫します。
「食費が上がっている」という言葉は、歓迎していないわけではなく、負担が以前より大きくなっていることを伝えるサインとして受け止めることもできるでしょう。
「交通費6万円に加えて、さらに滞在費として数万円を出すのは家計が厳しい」という場合は、無理に全額を現金で渡す必要はありません。お互いに気まずくならず、実家の負担を減らすための3つの工夫を取り入れてみましょう。
1つ目は、「お米や食材を事前に送る、または現地で買う」方法です。滞在中に消費するお米や、食材、お惣菜などを到着後に一緒に買いに行き、その費用を負担すれば、実家の食費を抑えやすくなります。
2つ目は、「滞在中の外食費を全額負担する」ことです。「いつもご飯を作ってもらってばかりだから、今日はみんなで外食に行こう」と提案して食事代を支払えば、食費だけでなく、食事の準備や片付けといった家事の負担を軽減することにもつながります。
3つ目は、「現金に手土産を添える」方法です。ポチ袋に「滞在費として使ってね」と一言添えて最初に手渡し、あわせて日持ちするお菓子などを渡すと、感謝の気持ちも伝えやすいでしょう。
夏休みの実家への帰省は、親に孫の顔を見せられる絶好の機会です。しかし、近年の物価高によって親世代の生活費負担が増しているのも事実であり、お母さまの「食費が上がっている」という言葉にはリアルな生活実態が反映されているといえます。
交通費だけでも大きな出費となるケースはありますが、実家にかかる負担にも目を向けることが大切です。1人1日あたり1000円~2000円程度を目安に滞在費を渡すほか、食材の購入や外食費を負担するなど、自分にできる範囲で感謝の気持ちを形にすると、お互いに気持ちよく過ごしやすくなるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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