水上恒司が主演を務めるディストピア映画「本当にあった話(の話)」から、狂気に満ちたポスタービジュアルと予告編が公開された。
原作は、“実際に起きた殺人事件”というフィクションを題材に、虚構が現実を、妄想が真実を飲み込んでいく戦慄と興奮を毒気混じりのユーモアで描き出した鴻池留衣の同名小説。出演は水上のほか黒木華、山下美月、大東駿介、山本浩司、小池栄子、佐々木蔵之介ら。監督は「赤色彗星倶楽部」の武井佑吏が務める。
世間を震撼させた「配偶者入れ替え連続殺人事件」から数十年。事件を元にした禁断の舞台が作られることになり、演技経験のない夛田(水上)が主演を射止める。だが役柄に自分の経験を重ね深くのめり込んでいった夛田は、やがて虚構と現実の境界を見失い、ついに演じる人物と一体化してしまう。彼の凄まじい執着、執念は、やがて相手役となった米良(黒木)、舞台の脚本家・垣内(小池)、舞台演出家の加藤(佐々木)らを次々と掌握していく。
今回は、夛田の強烈な笑顔がインパクトを残す挑発的なポスタービジュアルが公開。役を“本当のこと”と盲信して暴走する男の恐怖が滲み出る1枚だが、米良、垣内、加藤はそれを恐れるわけでもなく、受け入れるわけでもない、“無垢なる真顔”がどこか不穏な空気を感じさせる。あわせて披露された予告編には、夛田が米良から浴びせられる「やっぱ頭おかしいね?」という痛烈な一言も。“正義“という化けの皮を剥がされた瞬間の人間の姿とは──。
「本当にあった話(の話)」は、10月2日からテアトル新宿ほか全国公開。
【作品情報】
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本当にあった話(の話)
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(C)鴻池留衣/文藝春秋/2026「本当にあった話(の話)」製作委員会