《伝統から革新へ》愛子さま“ご出席願い”が爆増中!半導体、AIと挑戦される“新時代公務”

新婚時代の雅子さまのお召し物も大切に引き継がれている愛子さま(写真:JMPA・2026年6月25日)

《伝統から革新へ》愛子さま“ご出席願い”が爆増中!半導体、AIと挑戦される“新時代公務”

7月15日(水) 6:00

「緑色がきれいですね」

こう述べながら、雅子さまはパチン、パチンとハサミでクヌギの枝を切り、葉についた緑色の繭を集められている。7月9日、雅子さまは皇居にある紅葉山御養蚕所で、野生の蚕「天蚕」(ヤママユ)の収穫に臨まれていた。

皇居でのご養蚕は、歴代皇后が受け継ぐ伝統行事。収穫された繭から作られる糸などは、神事や文化財の修復に用いられている。宮内庁関係者はこう振り返る。

「この日、雅子さまは養蚕の作業のほか、御所で青年海外協力隊の帰国隊員らとの懇談にも臨まれています。オランダ、ベルギー歴訪のお疲れも心配されていましたが、お元気なご様子でお務めに臨まれていて、宮内庁内にも安堵する声が広がっていました」

6日には、大ヒットした映画『国宝』の李相日監督や、建築家の妹島和世さん、写真家の藤原新也さんなど今年の日本芸術院賞の受賞者が皇居・宮殿に招かれ、茶会が催された。天皇皇后両陛下をはじめ秋篠宮ご夫妻、愛子さまと佳子さまは、集まった受賞者と懇談された。

「愛子さまは佳子さまとペアで同じテーブルに座られ、招かれた受賞者らと和やかにお話しになっていました。宮中茶会の雰囲気に、愛子さまもすっかり慣れてきたようにもお見受けします。

また8月初旬には愛子さまは伊勢神宮を参拝し、陛下も19年前に参加されたことがある、式年遷宮に向けた祭事『御木曳(おきひき)行事』にも出席される予定です。

雅子さまも、愛子さまが立派にお務めを果たされている光景をご覧になって、きっと頼もしく感じられていることでしょう」(皇室担当記者)

雅子さまが愛子さまに期待されているご活躍は、いっそうさまざまな分野に広がりを見せようとしている。前出の宮内庁関係者によれば、各所からの“オファー”が劇的に増えているという。

「皇室の行事出席は団体や機関からの『願い出』を受ける形が多いのですが、最近愛子さまのご出席を願う要請が急激に増えているのです」

■“AI時代”に求められるご公務

学習院大学ご在学中は平安文学など日本文学を専攻し、学生時代は“文系”だった愛子さま。実はご専門から離れた分野への挑戦もお考えになっているというのだ。

「7月上旬に、荒川泰彦・東京大学名誉教授によるご進講に臨まれました。荒川さんは、『量子ドット』という概念を提唱し、その理論は高性能・高効率の半導体やディスプレイ、量子コンピュータ、太陽電池と、さまざまな形で活用され、社会を支えています。

愛子さまはお手元の資料に目を落とされながら、熱心に質問されていたと聞いています。このご進講は、8月中旬に都内で開かれる『半導体物理国際会議』の開会式に出席し、お言葉を述べられる予定に備えるため、という側面があったようです。

愛子さまはご公務にあたって、表面的な知識をインプットするだけではなく、基礎から周辺分野にいたるまで情報を調べ上げて臨まれています。現代社会において、半導体はどのようなものに使われ、一人一人の生活にどのように寄与しているのか、最新の研究はどのような状況なのか……。徹底したご準備は、陛下と雅子さまによる長年のご指導あってのことでしょう」(前出・皇室担当記者)

半導体は、スマートフォン、パソコンのみならず、家電製品、自動車、銀行のATM……あらゆる電子機器に組み込まれている物質だ。コロナ禍以降、流通の問題などから世界的に不足が叫ばれるようになったが、現在もその状況は続き、各国で供給を巡って、国や企業の競争が激化している。

とくに拍車をかけている要因の一つに、AI(人工知能)の爆発的な普及がある。AIの学習や活用などには、膨大なデータを高速で処理する必要があり、高性能な半導体部品が欠かせないためだ。

愛子さまが最先端の科学技術に関わられる意義について、長年皇室番組の制作に携わる放送作家・つげのり子さんはこう話す。

「半導体メーカーの株価が世界的に上昇基調にあるように、世界経済において半導体は重要な存在となっています。そしてAIも、さまざまな経済活動、創作や表現の活動など、いまや欠かせない存在になりつつあります。

愛子さまが半導体物理国際会議に出席されることは、国際会議のために世界から訪れる研究者に対して、日本が多くの国との学術交流を通じた科学技術の発展を大切にしている姿勢を示すという意味があると思います。専門家の知見に接することで、愛子さまにとっても未来の社会に目を向ける機会となるでしょう。

なにより愛子さまがこうした最新のテクノロジーに関するご公務に臨まれることで、AIが生活に密接に根付き始めている若い人々に、皇室に対する共感や親近感を与えるはずです。皇室が現代社会の発展とともにある、というメッセージを示すことにもつながると思います」

AIをめぐっては、愛子さまの同世代のプリンセスも深い関心を抱いていた。その一人が、両陛下が先月訪問されたオランダのカタリナ=アマリア王女だ。欧州王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんはこう話す。

「昨年、カタリナ=アマリア王女がディープフェイク(AIを悪用して生成した偽の映像や画像)のポルノ被害に遭ったと報じられました。しかも王女は2度も被害に遭ったというのです。

しかしアマリア王女はこの問題に向き合います。大学の卒業論文で、欧州の基本的人権とディープフェイクをはじめとするAIに関連する法制度をテーマとしたのです。さすがは次期女王らしいふるまいだと、同国で称賛を集めていました。

両陛下はアマリア王女から、愛子さまへのさまざまなメッセージを託されていらっしゃるでしょう。次世代を担うプリンセスが、現代の問題にともに向き合われることは素晴らしいことだと思います」

■日米半導体協定に関わられたご経験を

天皇陛下はベルギーご訪問の5日目、同国が誇る世界的な半導体研究機関「imec」をフィリップ国王とともに視察されている。

「約6千人の研究者が在籍し、大学や企業と連携して技術開発を行う先端的な研究機関として世界的に知られていて、日本企業とも提携しています。帰国された陛下から、愛子さまも同機関に関するお話を伺い、知見を深められたことでしょう。

また雅子さまも外務省職員時代に、半導体の問題に第一線で関わっていらっしゃいましたから、国際会議でのスピーチのご準備に際して、アドバイスなさっていると思います」(前出・多賀さん)

雅子さまが外務省にお勤めになっていた1990年代初頭、日本の半導体産業は世界を席巻していた。だがこの当時、半導体をはじめ多分野で米国との貿易摩擦が深刻化。まさに母娘二代で、半導体の問題に向き合われていたのだ。多賀さんはこう続ける。

「対立を解消するため、日米半導体協定が結ばれます。雅子さまは非常に高い専門性や語学力を買われて米国側との折衝に携わり、協定の合意に職員として尽力されたといわれています。なぜ日米が対立し、のちにどう影響が生じたのか……そういったお話を、愛子さまは雅子さまからお聞きになられているでしょう。

こうした部分を見ても、両陛下は愛子さまに、日本文学や歴史といったご専門のほかに、理系の分野についてや、国際的な視野を多角的に備えてほしいと願われているようにも感じます」

皇室の伝統行事、日本の文化や歴史、AIをはじめとする最新科学技術の進化まで――。よりよき日本と世界の未来を築く責任を果たせるように、雅子さまは愛子さまに不断の指導を続けられる。

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