7月15日(水) 5:10
2万5000円のネッククーラーは比較的高価な部類ですが、購入に至った理由は「自宅での暑さ対策に使いたい」と考えたためです。
筆者は在宅ワーカーなので、ほとんどの時間を自宅で過ごしています。また、夏場はエアコンを1日中つけっぱなしにするような暑がりです。自宅は日が差し込みやすい場所にあるので、真夏はエアコンをつけていても部屋が暑くなります。
購入したネッククーラーは、冷却プレートと送風機能を搭載した電動タイプです。冷却プレートにはペルチェ素子(電気を流すと一方の面が冷たく、もう一方の面が熱くなる半導体素子)が使われており、電流を流すと皮膚に触れる部分が冷却されるので、太い血管が通る首元を冷やしつつ体感温度を短時間で下げられます。
「体感温度が下がれば自宅の暑さをしのぎ、結果的にエアコンの使用頻度も抑えられるのではないか」と期待し、通販サイトでネッククーラーを購入しました。
結論から伝えると、ネッククーラーにエアコン代を節約できるほどの効果は感じられませんでした。
在宅ワークや家事の最中にネッククーラーを使ってみましたが、たしかに首元は冷たく心地よい感覚を得られます。しかし、体感温度が下がっても室温はまったく変わらないため、冷却効果は限定的です。
ネッククーラー使用中にエアコンの設定温度を上げてみたものの、室温が高くなると首元の冷たさより部屋全体の暑さが勝ってしまいました。
筆者の夏のエアコン代は月1万~1万2000円程度ですが、ネッククーラー購入後もエアコンの使用頻度はほぼ変わらず、節約につながらなかったのが実情です。
エアコンを含む家電製品の電気代は、以下の計算式を使って算出できます。
電気代=消費電力(ワット)÷1000×使用時間×電気料金単価(円/キロワットアワー)
電気料金単価は電力会社や地域によって変動しますが、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している目安単価は1キロワットアワーあたり31円です。
仮に消費電力500ワットのエアコンを1日中つけっぱなしにした場合、1日あたりのエアコン代は以下のように算出できます。
500ワット÷1000×24時間×31円=372円
1ヶ月を30日として換算すると、月額は372円×30日=1万1160円です。
実際はエアコンの機種や部屋の広さによって変動しますが、筆者のエアコン代も1万~1万2000円と近い水準なので、夏場に1万円を超えるケースは珍しくありません。
購入したネッククーラーは約2万5000円でしたが、筆者のエアコン代に置き換えると約2~2.5ヶ月分に相当します。7~9月の3ヶ月間を夏と考えるなら、エアコン代の2ヶ月分以上を賄える金額です。
ネッククーラーを使ってもエアコンの使用頻度が変わらなかったので、節約目的で考えれば費用対効果は低いと感じました。
旅行や買い物で外出した際にもネッククーラーを使ってみましたが、冷却プレートと送風機能でそれなりの清涼感を得られました。首元を冷やすと体感温度が下がるため、炎天下でも暑さをしのぎやすくなった印象です。
屋外で過ごす時間が長い人なら、暑さ対策にネッククーラーを活用しやすいでしょう。特にキャンプやスポーツ観戦が趣味の人、屋外作業の機会が多い人などにおすすめです。
自宅の暑さ対策で2万5000円のネッククーラーを購入したものの、残念ながらエアコン代の節約につながるほどの効果は得られませんでした。体感温度が下がっても室温は変わらないため、部屋が暑い状況では「ないよりマシ」というのが率直な意見です。
一方、外出時の暑さをしのぐ助けにはなったので、屋外用の暑さ対策グッズを探しているなら、ネッククーラーを試してみる価値はあります。
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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