1年前はクマ出没で初日中止→無観客開催今年の対策は?ドローンも活用「安心安全な大会運営を」

社会的な問題にもなっているクマの出没。安心安全な大会運営のための対策が発表された(撮影:鈴木祥)

1年前はクマ出没で初日中止→無観客開催今年の対策は?ドローンも活用「安心安全な大会運営を」

7月15日(水) 17:49

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<明治安田レディスゴルフトーナメント事前情報◇15日◇仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県)◇ 6692ヤード・パー72>

今大会は昨年、騒然とする出来事が起こった。開幕前日のプロアマで、コース内でクマが目撃。プロアマ、初日の競技が中止となり、大会は3日間54ホールに短縮し、無観客で開催することになった。



【写真】朝夕監視をする約130万円の産業用小型ドローン


異例の事態が続いたが、富谷市、猟友会、警察などとすぐさま連携し、安全対策を講じた上で実施した。選手や関係者からは不安の声もあがったが、その後の出没情報はなく、無事に終了。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は「3日間の競技中、クマの出没情報はなかった」という報告をし、小林浩美会長は「結束、連携、協力があって何重もの安全対策を講じたことで、無事終了することができました」と総括した。
 
そして今年、4日間を有観客での開催を予定している。宮城県のホームページによると、今年4月から今月14日までに富谷市では57件のクマ出没件数がある。だが、人的被害はなく、仙台クラシックゴルフ倶楽部では「この1年間、クマは出ていません」という。
 
大会運営事務局は「選手たちの素晴らしいプレーをギャラリーの方々に楽しんでもらうべく、対策を講じ、安心安全な大会運営を目指します」として、今大会で実施するクマ対策を発表した。
 
毎朝夕に赤外線カメラを搭載した産業用小型ドローンを使用して、会場周辺を空から監視する。スピーカーも搭載されていて、銃声やラインの鳴き声など、ドローンから大音量を出すことも可能だ。
 
以下が発表された対策一覧。
 
【事前準備からの取り組み】
■地元自治体との連携
大会前に宮城県環境生活部自然保護課、富谷市経済産業部農林振興課に熊対策についての相談を行い、助言をいただき大会としての準備態勢を構築

■対策マニュアル作成
上記自治体監修のもと、大会としての出来る準備・対策を可視化し、関係者に共有することで運営に関わるメンバーで意識を統一
 
【対策実施事項】
■「富谷市鳥獣被害対策実施隊」の大会7日間の帯同・協力
13日~19日の7日間、1日4名、大会に帯同し会場内外の見回りや緊急対応のための待機任務を実施
 
■毎朝夕の巡回、確認
会場内を徒歩またはカートで見回りを行った上で、数か所で爆竹を鳴らし熊よけ
を実施
上記確認の後に会場外(ゴルフ場近隣エリア)を車で見回り安全確認
会場内に「鳥獣被害対策実施中」の注意看板を設置し、ギャラリーに対し安全を周知
 
■ドローンを使用しての会場周辺確認
毎朝夕に赤外線カメラを搭載したドローンを活用し、会場周辺を空から監視
 
■ゴルフ場周辺(敷地内)での熊を近づけない予防対策
熊が嫌がる匂いの忌避剤を散布
ラジオを設置(近隣住民には聞こえない位置に配慮)
 
■ゴミ(残飯など)回収の徹底
コース内の食べ残しや残飯等が放置されないよう、運営スタッフで毎夕確認
 
■熊よけスプレーの常備
会場内巡回スタッフの携帯と緊急時に使用できるようにコース内主要箇所に常備


<ゴルフ情報ALBA Net>
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