映画「ジュラシック・パーク」でアラン・グラント博士を演じたニュージーランドの俳優、サム・ニールさんが78歳で死去したと、家族が明らかにした。滞在先のシドニーで亡くなったという。
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ニールさんは1993年の「ジュラシック・パーク」で、恐竜のいる島に足を踏み入れる主人公を演じ、世界的に知られる存在になった。以来、続編の「ジュラシック・パークIII」、2022年の「ジュラシック・ワールド新たなる支配者」にも出演し、シリーズを代表する顔となった。同じ93年には、ジェーン・カンピオン監督が手がけたアカデミー賞受賞作「ピアノ・レッスン」でホリー・ハンターと共演するなど、大作から文芸作まで幅広い役をこなした。近年は英ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」でも存在感を見せている。
家族はSNSに寄せた声明で、死は「突然の、予期せぬものだった」としながら、「がんのない状態で旅立てたことがせめてもの救いだ」とつづった。ニールさんは2022年に血液のがんの一種を公表し、闘病を続けていることを公にしていたが、今年になって、がんが消えたことを明かしていた。
「ジュラシック・パーク」シリーズを手がけたスティーブン・スピルバーグ監督も、悲しみをあらわにした。スピルバーグ監督は「サムは、とびきり協力的な人だった」とニールさんの人柄を振り返り、共演したローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムとともに「私たちにはいつまでも『ジュラシック』の家族がいる。サムのことを、私たちも世界中の何百万というファンも、決して忘れない」と述べた。
ニールさんは英・北アイルランドで生まれ、幼いころに父の母国ニュージーランドへ移り住んだ。77年に俳優としてデビューし、半世紀にわたって50本を超える映画に出演した。故郷では自らのぶどう園でワインづくりにも打ち込み、農場の動物たちの写真をたびたびファンに届けていた。
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Photo by Brendon Thorne/Getty Images