7月14日(火) 0:30
「子育て世帯はお金がかかる」というイメージがありますが、実際には子どもがいる世帯は働き盛りの世代が多いため、平均所得は全世帯より高くなる傾向があります。厚生労働省の「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によると、1世帯当たりの平均所得金額は次のとおりです。
・全世帯:536万円
・児童のいる世帯:820万5000円
このように、児童のいる世帯の平均所得は全世帯を約280万円上回っています。これは、子育て世帯では夫婦共働きの割合が高まっていることや、世帯主が収入のピークに近い年代であることなどが影響していると考えられます。
また、国税庁長官官房企画課が公表している「令和6年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」では、1年を通じて勤務した給与所得者1人当たりの平均給与は478万円となっています。共働き世帯では夫婦2人分の収入が家計を支えるため、世帯年収が800万円を超えるケースも珍しくないでしょう。
もちろん、これはあくまで平均値です。平均は高所得世帯の影響を受けやすいため、すべての子育て世帯が820万円程度の収入を得ているわけではありません。
クラウンやアルファードは決して安い車ではありません。新車価格はグレードによって異なりますが、数百万円から700万円を超えるモデルもあります。そのため、ある程度の収入がある家庭の割合は高いと考えられます。
しかし、今回のように習い事の送迎で見かける車が必ずしも「高年収の証」とはいえません。例えば、次のようなケースも考えられます。
・中古車を購入している
・残価設定ローンやカーリースを利用している
・長期間乗ることを前提に購入している
・車を家計の最優先にして支出を調整している
特にアルファードは中古市場でも人気が高く、リセールバリューが高い車として知られています。そのため、将来の売却価格を見込んで購入する人も少なくありません。
また、子どもが複数いる家庭では、広い室内空間やスライドドアの使いやすさを重視してアルファードを選ぶケースもあります。毎日の送迎や家族旅行などで頻繁に利用するのであれば、高額でも利便性を優先するという考え方もあります。
つまり、見た目だけでは、その家庭の年収や家計状況を判断することはできないのです。
一般的に、自動車は購入費だけでなく、税金や保険料、車検、燃料代、駐車場代など、維持費もかかります。そのため、高額な車を購入する際は、家計全体とのバランスを考えることが大切です。
例えば、世帯年収が900万円でも住宅ローンや教育費の負担が大きければ、高級車の維持が家計を圧迫することがあります。一方で、世帯年収が700万円程度でも住宅費を抑え、共働きで安定した収入があれば、無理なく所有できる家庭もあるでしょう。
子育て世帯は、これから教育費が増える可能性もあります。習い事や進学、部活動など、子どもの成長に伴って支出は変化していきます。そのため、現在の収入だけでなく、将来のライフプランまで見据えて車を選ぶことが重要です。
習い事の送迎でクラウンやアルファードをよく見かけると、「高収入だから購入できるのでは」と感じるかもしれません。
実際に、子育て世帯の平均所得は820万5000円と、全世帯平均の536万円を大きく上回っています。また、給与所得者1人当たりの平均給与は478万円であり、共働き世帯では世帯年収が高くなる傾向があります。
しかし、高級車を所有している理由は年収だけではありません。中古車やローンを活用する家庭もあれば、ほかの支出を抑えて車を優先している家庭もあります。反対に、高年収でも教育費や住宅費を優先し、比較的手頃な車を選ぶ家庭もあるでしょう。
車は家庭ごとの価値観やライフスタイルを反映する大きな買い物です。周囲の車だけを見て家計を判断するのではなく、自分たちの収入や将来設計に合った選択をすることが、長く安心してカーライフを楽しむためのポイントといえるでしょう。
厚生労働省 2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況 II各種世帯の所得等の状況(9ページ)
国税庁長官官房企画課 令和6年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与(15ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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