7月14日(火) 4:40
自治会に加入していると「地域清掃の日の知らせ」が来ることがあります。多くの場合、こうした地域清掃は土日や祝日におこなわれますが、平日が休日の人や、休日出勤が多い人は参加できない可能性があります。
筆者の地域は、「掃除不参加の人は一律500円」と決められています。昨年は仕事で参加できなかったため、仕方なく500円を支払いましたが、モヤモヤした感情が残ってしまいました。
まず、自治会や町内会は行政機関ではなく、住民による任意団体です。そのため、自治会に罰金を課す権限はありません。実際には罰金ではなく、協力金や清掃負担金などの名目になっていることが一般的で、「参加できないなら代わりに費用の負担をお願いします」との位置付けでお金を請求しています。
このため、支払いを拒否しても大きなトラブルに発展する可能性は低いでしょう。ただし、自治会や近隣住民との関係が悪化し、ほかの地域活動などで気まずくなるおそれがあります。自治会の掃除に参加できない場合、「面倒なことは避けたいから500円くらいなら」と支払っている人もいると想像されます。
前記のとおり、「自治会の掃除に参加しなければ○円」と請求されるケースは珍しくありません。
1500円や3000円を請求された人もいて、なかには納得いかないという人もいるでしょう。それではなぜ、不参加者がお金を請求されるのでしょうか。
自治会の掃除に参加した人は、労働力(時間)を提供しています。しかし、不参加者は労働力を提供できないため、代わりにお金を出し、公平性を保とうとしているためです。お金を請求しない場合、仕事や私用を理由に欠席する人が増えると、一部の住民に負担が集中してしまいます。
そのため、「参加できない人には協力金を請求する」といった決まりを設けているケースがあります。任意団体という特性上、「サボる人が増えないようにする」ための協力金は、一定の効果が期待できるため、そういった決まりを設けている自治体は少なくありません。
協力金が数千円と高額、自分は悪くないなどの理由で、「支払いに抵抗を感じる」場合は、どうしたらよいのでしょうか。
自治会によっては、「別の日に代替作業をすればOK」というところもあります。納得できないのであれば「別の方法で協力できませんか」と相談してみるとよいでしょう。また、「面倒なことは避けたい」と協力金を支払うのも選択肢です。
前記のとおり、自治会は任意団体ですが、持ち家の人であれば今後も近所付き合いが続きます。どうするかは個人の自由ですが、今後も住みやすいような方法を選んでください。
自治会の掃除に参加できない場合、協力金などの名目でお金を請求されることがあります。「仕事だから仕方ないのに……」と考える人もいるとは思いますが、面倒なことを避けるため、支払っている人も少なくありません。
どうしても支払いたくない人は、「代替作業で協力できないでしょうか」と聞くとよいでしょう。対応は自治体にもよりますが、よい解決策があるかもしれません。
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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