ソフィア・コッポラ監督の映画「マリー・アントワネット」の舞台裏を追ったドキュメンタリーが公開されると、米ハリウッド・リポーターが報じた。撮影したのは、監督の母であるエレノア・コッポラさんだ。
エレノアさんといえば、名匠フランシス・フォード・コッポラ監督の妻でもあった。かつては、難航をきわめた「地獄の黙示録」の撮影現場に密着し、「ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録」という名高いメイキングを残している。今度は、娘の映画づくりをカメラに収めた。なお、エレノアさんは2024年に他界している。
「マリー・アントワネット」は、ソフィア・コッポラ監督にとって、大きな挑戦だった。前作「ロスト・イン・トランスレーション」でアカデミー賞の脚本賞を受けて世界的に注目されたなか、06年に発表した意欲作である。実際のヴェルサイユ宮殿での撮影が許され、キルステン・ダンストが、14歳でオーストリアからフランスへ嫁いだ王妃を演じた。コッポラ監督は、伝統的な歴史劇の作法をあえて崩し、80年代のロックやポップスを大胆に用いて、運命に翻弄される少女の心情を描いた。その斬新な演出はカンヌ国際映画祭で賛否を呼んだが、アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞している。
Mubiは、芸術性の高い映画を厳選して届けることで知られる、配信・配給サービスだ。今回のドキュメンタリー「Making Marie Antoinette(原題)」の公開時期は、近く発表するとしている。製作には娘のソフィア・コッポラ監督も加わり、編集はエレノアさんと親交の深かった友人たちの手も借りて仕上げられたという。
【作品情報】
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マリー・アントワネット
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