日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『GOOD BOY/グッド・ボーイ』をレビュー!

霊に取り憑かれた飼い主を守ろうと犬が奮闘する

日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『GOOD BOY/グッド・ボーイ』をレビュー!

7月11日(土) 17:00

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日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。全編犬視点の新感覚ホラー!***

『GOOD BOY/グッド・ボーイ』

評点:★1.5点(5点満点) © 2025 Whats Wrong With Your Dog, LLC. All Rights Reserved.

© 2025 Whats Wrong With Your Dog, LLC. All Rights Reserved.



「クレショフ効果」は人間だから成立する人間の顔は情報量が非常に多い。

我々は同じ人間の細かい表情を読み取るように進化してきたし、映画で俳優のクローズアップが重要なのも、台詞で伝えられる以上の情報をそこに込められるからだ。

「前後にさまざまな映像を繋ぐことで、まったく同じ人間の顔が異なる表情に見える」という、いわゆる「クレショフ効果」が成立するのも、基本的にはそこに映っているのが人間の顔だからだ。

本作の製作者はこの「クレショフ効果」を操ることで犬に多彩な表情や感情を持たせようとしたわけだが、残念ながら犬の場合どうしてもその効果は非常に限定的なものにとどまらざるを得ない。

であればこそ本作では、犬と関わる人間の表情が重要になるはずだが、「犬視点で描いた映画」というコンセプトにこだわるあまり、登場人物の顔はほとんど映らない。

犬は犬で当然、可愛らしくはあるものの、その犬が「驚いた」「不審に思った」以上の感情を読み取ることが不可能なため、たまに「ああ、犬が驚いたように見えたりするところもあるな」以上の体験はもたらされない。

犬が意識的に演技している可能性はゼロであり、いろんなことをやらされて大変だとは思うが、それだけのことである。

STORY:病気で吐血したトッドと犬のインディは、祖父が怪死した空き家へ移り住む。トッドが呪いを疑う中、インディは家内の物音や影などの異変を察知。邪悪な存在がトッドの体調を悪化させる中、必死に守ろうと奮闘する

監督・脚本・製作:ベン・レオンバーグ

出演:インディ(犬)ほか

上映時間:73分

全国公開中



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