公開初週末3日間の興行収入24億1510万円という驚異的な数字を叩き出し、洋画作品のオープニング史上歴代No.1となる大ヒットスタートを切った「トイ・ストーリー5」(公開中)で、ボニーの“ごっこ遊び”を注力して描いた製作陣のこだわりが明かされた。
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最新作で描かれるのは“デジタル”の脅威。おもちゃが大好きだったボニーは、タブレットに夢中な周りの子たちと話が合わず悩んでいた。想像力豊かだけれど内気なボニーの成長を見守ってきたジェシーは、そんな彼女を心配していたが、ある日、最新の電子タブレット“リリーパッド”の登場によって日常が一変してしまう。他の子どもと同じようにタブレットに夢中になり、遊びの中で輝いていたボニーの笑顔が失われていく…危機を感じたジェシーのSOSを受け、ウッディが再びボニーの家へ戻ってくる。久々に再会を果たしたウッディとバズと共に、ジェシーはボニーの心を取り戻すため、”デジタル“という史上最大の脅威へと立ち向かうのだが…。
本作で制作陣が特にこだわったシーンのひとつが、想像力豊かなボニーが、先割れスプーンのおもちゃフォーキーの結婚式を挙げるなど子どもらしい“ごっこ遊び”の描写だという。視覚効果スーパーバイザーのトーマス・ジョーダンは、「ボニーの想像の世界については、ほぼ1年かけていろいろと試行錯誤をしました」と明かし、その末にたどり着いたのが、工作が得意なボニー自身が作り上げたかのようなパステルチョーク風の手作りの世界観だった。
1996年に日本公開された「トイ・ストーリー」以来、本シリーズでは、持ち主である子どもたちがおもちゃを手に取り、自由な発想で壮大な物語を作り出す“ごっこ遊び”が描かれてきた。カウボーイ人形のウッディが悪党を追いかけたり、スペース・レンジャーのバズ・ライトイヤーが宇宙で戦ったり…。子ども部屋に並ぶ小さなおもちゃたちも、子どもの想像力の中ではどんな物語の主人公にもなれる。そんな“ごっこ遊び”のシーンは、「トイ・ストーリー」シリーズを象徴する大きな魅力のひとつだ。
一方で、子どもの性格が一人ひとり異なるように、おもちゃとの遊び方や、その頭の中に広がる世界もそれぞれの個性が現れる。ウッディの元々の持ち主でおもちゃ遊びが大好きなアンディのごっこ遊びの世界は、比較的現実的で遊びの内容をそのまま映像にしたような表現が用いられていた。
そこで最新作の制作陣は、ボニーの遊びをアンディのものとは全く異なる方法で描き、彼女ならではの想像力を映像として表現することに挑んだと語る。ジョーダンは、「当初、監督のアンドリュー・スタントンと共同監督のケナ・ハリスから、『観客がこれまで見たことのないものを見せたい。とにかくブレインストーミングをして、アイディアを出してみてほしい』と言われたのです。そこから私たちは毎週集まって、自分の子どもの頃のおもちゃを持ってきたり即興で劇をしてみたりとアイディアを出し合いました。最終的に、工作が得意なボニーの世界観にぴったりなパステルチョークの描画技法にたどり着いたんです。それはとてもドラマティックで、手作り感もあり、ボニーらしい楽しくてばかばかしい空想の世界にぴったりで、私たちはみんなその魅力にすっかり魅了されました」と語り、アンディの想像の世界とはまったく違った新しいごっこ遊びシーン誕生の裏に隠された試行錯誤の過程を明かした
先割れスプーンやモールなど身近にある材料を使ってフォーキーを生み出したボニーらしいごっこ遊びの世界は、本作の予告編で確認できる。
【作品情報】
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トイ・ストーリー5
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