2019年にインターネット掲示板サイトに投稿された都市伝説、いわゆる“クリーピーパスタ”をもとにしたYouTube短編動画シリーズを長編化した『バックルームズ』(9月4日日本公開)が北米で社会現象を巻き起こすなか、それに続けとばかりに、また新たな“ネット発ホラー”が製作されることが決定した。「Variety」などが報じている。
【写真を見る】初出は“The Backrooms”よりも前!?長身で不気味な姿の“Siren Head”とは
その題材となるのは、2018年ごろにカナダ出身のホラーアーティストであるトレヴァー・ヘンダーソンが生み出した“Siren Head”。全長10数メートルはある腐敗した骸骨のような姿をし、頭部が2つのサイレンになっているというクリーチャーだ。元々は奇怪な未確認生物を描いたイラストとして投稿されたものだが、その不気味で強烈な見た目が大きな話題を呼ぶことに。
以後、その存在をめぐる考察が盛り上がったり、Z世代を中心にしたファンのあいだでさまざまな設定が肉付けされていきながら急速に拡大。動画やアニメーション、インディーズゲームなど数多くの二次創作が生まれ、関連動画の再生回数はTikTokでは30億回、YouTubeでは10億回を上回るほど。
そんな“Siren Head”に興味を示したのは、『WEAPONS/ウェポンズ』(25)で一躍世界的ホラークリエイターの仲間入りを果たしたザック・クレッガーと、『クジラに落ちた男』(10月日本公開)が控えるブライアン・ダッフィールド。両者が共同で脚本を手掛け、ダッフィールドが監督を務める方向でプロジェクトが進められており、その配給権をめぐって熾烈な争奪戦が展開。
劇場公開が条件となっていたためNetflixなどのストリーミング企業は参加しなかったものの、ソニー・ピクチャーズ、ユニバーサル、パラマウント、20世紀スタジオ、ワーナー・ブラザースの大手スタジオ5社が入札に参加。その結果、数百万ドルにものぼる契約金でワーナー・ブラザースが権利を獲得。ハリウッドでのネット発ホラーへの注目度の高さが浮き彫りに。
プロデューサーには『WEAPONS/ウェポンズ』でもクレッガーとタッグを組んだヴァーティゴ・エンタテインメントのロイ・リーが加わる予定で、ストーリーの詳細やキャスト、具体的な制作時期や公開時期についてはまだ未定。“第2の『バックルームズ』”となるであろう本作の続報に期待しつつ、さらに拡大をつづけるネット発ホラーの今後に注目していこう!
文/久保田 和馬
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