【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『オタクは好きをかくしたい』(ナンバーナイン刊)を紹介する。作者の青星早奈さんが、5月22日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.8万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『今日、世界一の告白を。』(講談社刊)の作者としても知られる、青星早奈さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■オタクであることを隠して過ごす日和
日和は、隠れオタクということを悟られぬよう過ごしている。しかし、リア充集団の中心人物である夏島は、オタクをオープンにしていた。中学時代までの日和はオタクだということをオープンにしていたが、「引くよね」という発言を聞いて以降、隠すようになる。
ある出来事を境に、夏島は日和がオタクだということに気づく。そして日和が好きなアニメの限定ショップに誘う。当初は乗り気でなかった日和だが、ブラインド商品の購入数を悩んでいる際に、夏島は「出たら交換」しようと提案した。お互いの推しも無事出揃い喜びを分かち合う2人。それからというもの、日和と夏島は推し活友達になるが…。
本作を読んだ人たちからは、「隠れオタク共感できる」「あるあるすぎる」「平和で逆に怖い」「これは最高」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・青星早奈さん「キャラの気持ちに寄り添って、その子にとっての答えを出せるように心がけています」
――本作のメインキャラクターである日和と夏島のプロフィールや秘話がありましたらお教えください。
日和は隠れオタクなので、リア友用のプロフィールを書いています。特に趣味のところですが、「映画鑑賞・カフェ巡り」…って一応嘘はついていないことが同志の方にはおわかりいただけるかと思います(笑)。好きな食べ物「チー鱈」はかなり渋いとフォロワーの方にもツッコミをいただきましたが、お父さんのおつまみを真似して食べたらハマってしまい、深夜のアニメ鑑賞のお供にしている…という裏設定があります。きっと将来はそこにビールが追加されるのでしょうね。
――“隠れオタクとオープンオタク”の正反対な2人を描くうえで、意識している箇所や、注目してほしいポイントについてお教えください。
2人の正反対な価値観を、どちらも否定しないようにすることを心がけています。どちらも欠けているところのある2人だと思っているのですが、お互いの影響を受けて成長していく様を描きたいと思っています。趣味の“好き”と恋愛の“好き”の違いや共通点、それに傷つき悩みながらも乗り越えていく姿にぜひご注目いただければ幸いです!
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
ストーリーを作る時は、登場人物の気持ちの流れを最優先に考えています。一番描きたい感情や表情を頭の中に思い浮かべて、そこに辿り着くための出来事と気持ちの動きをセットで考えます。なかなかいっぺんにこれだ!というものに辿り着けないのですが…キャラの気持ちに寄り添って、その子にとっての答えを出せるように心がけています。まだまだ修行中です…!
――青星早奈さんは、以前のインタビューで「高校生の恋愛については私のライフワーク」と回答されていましたが、高校生の恋愛を描く上で大切にしていることはありますか?
高校時代というのはおそらく私の漫画を読む人たちにとっては「これから起こること」ではなく「記憶の中のこと」なので、その記憶の中の原風景に少しでも触れられるようにしたいなと考えています。時代が変わっても変わらない「高校生ならではの気持ち」があると思うので、それを描けるのが理想です。まだまだこれからもその理想を追い求めていきたいです!
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
先ほど書いた「高校生ならではの気持ち」を、いろいろな切り口から描いてみるのもいいなと思っています。たとえば大人になってから思い出すものであったり、同性に対して感じるものであったり。いろいろ挑戦してみたいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
私の作品を読んでくださって本当にありがとうございます…!それだけでも嬉しいのに、楽しみに待っていてくださるなんてありがたさの極みです。この感謝の気持ちを少しでも作品で還元できるように日々がんばっております。皆様も体に気をつけて、無理をせずに、ちょっと疲れたとき、私の作品で少しでも笑顔になっていただけたら嬉しいです。
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