アメリカ最大のアニメの祭典「アニメエキスポ」が、ロサンゼルスで4日間の会期を終えた。数万人のファンでにぎわった会場は、日本のアニメがいま世界で迎えている活況と、配信大手クランチロールの急成長を映す場になったと、米バラエティが報じている。
今年の会場でひときわ目立ったのが、とんがり帽子をかぶったファンの群れだった。房飾りのついた三角の帽子は、人気アニメ「とんがり帽子のアトリエ」の主人公ココの装いをまねたものだ。同作は2026年4月に始まったばかりのテレビアニメだが、海外で配信が始まるやいなや、ファンが競うように手作りの帽子で祭典に駆けつけた。会場では、7月4日に第2期のティザー映像もお披露目されている。
クランチロールは、日本のアニメを世界に届ける中心的な存在となっている、ソニー傘下の定額制配信サービスだ。05年にアニメ好きの若者たちが米カリフォルニア州で立ち上げ、21年にソニーが買収し、傘下のアニメ配信会社ファニメーションと統合した。いまや世界の会員数は2100万人にのぼり、この1年で400万人を増やしたと、5月に発表している。
この1年、日本のアニメは世界での存在感を一気に高めた。2025年9月には、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が世界各国で大ヒットを記録した。さらに同作は、ゴールデングローブ賞の候補に挙がり、アカデミー賞レースでも名前が取りざたされた。
クランチロールで世界販売を統括するミッチェル・バーガーは、その手応えをこう語る。
「長いあいだ、この芸術に心血を注いできた作り手やアーティストたちが、ようやく主流の場で認められ、語られるようになった。それを見届けられたことが、本当にうれしい。ファンにとっても、大きな瞬間だった」
クランチロールの会員は、いまもブラジルやインド、中東などで伸び続けているという。
【作品情報】
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劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来
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