【写真】黒のノースリーブワンピースで登場した有村架純
有村架純が、7月7日に都内で開催された舞台「キュー」製作発表に、瀬戸康史、原作の上田岳弘氏、演出の白井晃氏と共に登場。9年ぶりとなる瀬戸との共演について言及する場面があった。
■「人間とは何か」「“わたし”とは誰なのか」を問いかける作品
同作品は、上田による同名小説を舞台化したもので、テクノロジーが発達し続ける人間社会の中で、「人間とは何か」「“わたし”とは誰なのか」を問いかける作品。有村は、瀬戸演じる主人公・立花徹の高校時代の同級生で、前世の記憶を持つ渡辺恭子、戦時中を生きる椚節子、未来を生きる女型のRejected Peopleと、時代を超えて物語をつなぐ3役を演じる。
心療内科医として平凡な日々を送る立花徹(瀬戸)は、製薬会社に勤める東藤恭子(石田ニコル)との出会いをきっかけに、高校時代に忽然と姿を消した同級生・渡辺恭子(有村)の記憶を呼び覚ます。103歳となった祖父・茂樹(田中哲司)の突然の失踪を機に、徹はその行方を追う謎の組織と武藤勇作(加治将樹)に翻弄されながら、人類の過去・現在・未来を巡る壮大な運命へと巻き込まれていく。
■白井晃の熱烈なアプローチにより出演を決断
登壇した有村は「そもそも舞台というジャンル自体が私にとって挑戦なんですけども、その中で3役っていう、あらゆる引き出しが必要そうな難しい役どころに、瀬戸さん、白井さん、カンパニーの皆さんと一緒に挑戦できるということで」と引き締まった表情でコメント。
さらに、「このお話をお受けする前に、白井さんとお話させていただく機会があって、その時にものすごい熱量でお話してくださり、正直、この物語がどういう着地点で表現されていくかっていうところが不透明な部分もあったんですけど、『近年の時代の流れだったりとか、世界情勢だったりとか、そういったところに目を向けた時に、現在がその節目なんじゃないか』っていうところを熱く語ってくださって。だからといって、社会に対してどうだとか、分かりやすいメッセージを置いていくような舞台ではないのですが、自分たちが流れていく時代にどうあるべきかっていうところを再確認できるような舞台になるのではないかというふうに思い、白井さんたちの思いに賛同させていただいて、参加することを決めました」とオファーを受けた経緯を語った。
そして、「瀬戸さんたちと紡いでいく時間を楽しみにしております」とにっこり。
そんな中、報道陣から9年ぶりの共演となる瀬戸の印象について聞かれると、「20歳くらいの頃、瀬戸さんの主演作でお世話になって、結構過酷な撮影ではあったんですけど、一切集中力を切らさず“プロ意識の高い役者さん”という印象がありました。でも、お堅い感じではなく、柔らかい空気感を持って穏やかに現場にいてくださったので、過酷な現場でも楽しい会話をした覚えがあって」と振り返り、「今回もそういった心強さもありますので、お稽古中もたくさんお話しながら一緒に作っていけたらいいなと思っています」と打ち明けた。
◆取材・文=原田健
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