北山宏光、加藤千尋が映画『氷血』7月4日の公開記念舞台挨拶で極寒の撮影裏話を告白![イベントレポート]

北山宏光、加藤千尋が映画『氷血』7月4日の公開記念舞台挨拶で極寒の撮影裏話を告白!

北山宏光、加藤千尋が映画『氷血』7月4日の公開記念舞台挨拶で極寒の撮影裏話を告白![イベントレポート]

7月6日(月) 12:00

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7月4日、新宿バルト9にて、映画『氷血』の公開記念舞台挨拶が開催され、主演の北山宏光、ヒロインの加藤千尋、内藤瑛亮監督が登壇した。ホラー映画初主演となる北山らが、観測史上最大の降雪量を記録した過酷な雪山での撮影エピソードや、作品のネタバレに触れた見どころについて語った。

朝8時半スタートという早い時間からの上映となったことを踏まえ、登壇者が挨拶を行なった。

北山宏光:
“朝8時半からのホラーはいかがだったでしょうか。思いを込めて作った作品ですので、観ていただいてとても嬉しいです”

加藤千尋:
“今日はいかがでしたか? この何ヵ月の間、みんなのお言葉をいっぱい吸収したいなと思いながら、昨日もたくさんエゴサーチをしました”

北山が“良かった?”と尋ねると、“まあまあ”と返して会場を大笑いさせた加藤だが、実際は“けっこう良かったですよ”と付け加えるなど、手ごたえを感じているようだった。

ホラー映画への出演は本作が初となる北山と加藤だが、ホラーが苦手な北山、ホラー好きな加藤と、そのスタイルは対照的だった。

北山宏光:
“僕はホラー映画が本当に苦手で。観るたびにビックリして。本当にドキッとしてしまうんです。演技として届けること、ギミックなどは面白いと思いました。台本だけだとくみ取れなかったような箇所もあったんですけど、実際に現場に入ってみると、こういうふうにカメラを組むのか、こういうふうな撮り方をするのかと感じて。そしてここから、編集で音が出されて、どんどんと積み重なっていく。そういう作品が作り上げていく過程も、とても楽しかった”

加藤千尋:
“寒さで身体は震えていましたけど、心は躍っていました。内藤監督が投じてくれる怖いシーンはあったけど、1つひとつに自分なりの解釈でこだわりを加えてくのが楽しくて。目の動き、身体の動きひとつで恐怖度が増していくというのはホラー映画を観るときも感じることなので、そういうのを研究するのが楽しかったし、普段怖がってる北山さんが、怖いお芝居をしているのを観るのも楽しかった”

内藤瑛亮:
“それはウマくいっていたと思います。ちゃんとカメラに表情を見せながら、どう撮られるのか、意識しながらというのは難しいけど、やはり恐怖に歪んだ顔に美しさがあるのが大事だったと思ったので”

観測史上最大の降雪量を記録したという過酷な撮影となった本作。そんな撮影において現場での心の支えになったものは何かという質問が投げられた。

北山宏光:
“あったかいもの全般が身体に染みるというのが分かった現場でした。みそ汁があるとすぐになくなった。そこに逃げ込んだんですが、温度差がすごくて。前が見えないくらいモクモクしていた。でもまた行きたいですね”

加藤千尋:
“ホッカイロに命を救われました。特に脇の下をあたためてください。脇の下のホッカイロってすごいです。私はホッカイロに救われて生き延びたわけですが、それとご飯ですね。これが本当に美味しくて。映画の中に婦人会のシーンがあったと思うんですが、あそこに出演された方は地元の方で。その中に馬肉を取り扱っている方がいらっしゃったので、美味しい馬刺しをいただきました”

北山も“馬肉は美味しかったね”とその意見に同意し、食事も彼らにとって心の支えとなっていたようだった 。

注目ポイントはいたるところに出てくる“白い女”たち
映画上映後ということで、後半のトークはネタバレありで展開され、衝撃的なクライマックスに込めた意味などの裏話が続々と披露された。

内藤瑛亮:
“この作品はもともとの雪女の伝承を再解釈し、再定義するような話なので。あの話にあるような家父長制とか、悪い意味での古い家族観みたいな男女観を否定する話に持っていきたいと思った。絵本の中でも、子どもを傷つけたら許さないというところもあったので、観る人によっては爽快感を感じると思う。応援上映があったら『いけ!倒せ!』と声が出るように話を持っていったところはあります”

北山自身、雪山の中でのクライマックスのシーンは特殊メイクを用いて、雪の上に寝そべっていたとのことである。

北山宏光:
“早くOKを出してくれ、と思いながら転がっていました”

内藤瑛亮:
“その気持ちは分かりつつも、カメラマンにはゆっくりとズームしてくださいと言っていました”

さらに、リピート鑑賞の注目ポイントとして、北山は画面の至る所に潜む“白い女”の存在を挙げた。

北山宏光:
“序盤から何気ないところに出ていますから。気付くとたくさんいるんですよ”

内藤瑛亮:
“20人弱は出てくると思います。たとえば加藤さんが佐野史郎さんの背中をたたくシーンがあって、実は画面の隅のベッドの下に女性の手が映っています”

内藤監督が明かすと、北山、加藤ともに“気付なかった”と驚きを隠せない様子だった。

そしてあらためて「もしホラー映画の世界に入ったとしたら、一番最初に死亡フラグを立てられるのは誰か?」という質問が投げられ、全員一致で北山が選ばれた。

北山宏光:
“ふたりともホラーがお好きだから。こうしたらこうなる、というのが分かっているんで、先のことをかわすことができると思うんです。そこは本当に何も分からないので。一歩出たらすぐに、という感じだと思います”

一方で、「最後まで生き残る人物としては誰か?」というテーマになると、加藤が宣言した。

加藤千尋:
“私の好きなホラー作品の傾向として、最後の方に女の子が無双モードに入るものがあるんですけど、今回も悠希がそのモードに入る瞬間があるじゃないですか。やっぱり女は強いみたいな瞬間がすごく好きなシーンなので。さまざまな怖いことを経験して、最後にスカッと勝つから私が勝ちます”

イベントもいよいよ終盤となり、登壇者から最後のコメントが送られた 。

加藤千尋:
“私が演じる悠希は、この世のどこにも居場所がないと感じてるんですが、気付かない間に孤独を抱えている人はたくさんいると思います。でもこの作品は、ただ怖いだけじゃなくて、最後には少し光をさしてくれる作品なのではないかと思うので、映画館に来た人が、寒さを感じながらも、あったかい気持ちで帰ってもらえるのではないかと思っているので、大切な人と何度でも観てほしいです”

北山宏光:
“スタッフさんもみんなで一丸となって、頑張って作った作品です。恐怖としては、やはりホラー的な要素もあるんですけど、人としての怖さもあって。そういう恐怖も感じていただけたらうれしいなと思いますし、あの白い女は一体何人いるのか。それは監督も正確な人数を把握していないとのことなんですが、いつかネットなどで最終的な答えを出せたらいいなと思っておりますので。ぜひともこの作品を盛り上げていただけたら”

映画『氷血』は新宿バルト9ほか全国公開中だ。

イベント情報
<『氷血』公開記念舞台挨拶>
開催日:7月4日(土)
会場:新宿バルト9
登壇者:北山宏光、加藤千尋、内藤瑛亮監督(MC:ジャガモンド斉藤)

映画情報
映画『氷血』
新宿バルト9ほか全国公開中
出演:北山宏光、加藤千尋、山谷碧都、佐津川愛美、福島リラ、渡辺哲/佐野史郎
監督:内藤瑛亮
脚本:片桐絵梨子
配給:ショウゲート
Ⓒ2026映画 「氷血」 製作委員会


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