7月5日(日) 23:30
国土交通省の「キャッシュレス化に係る現状と課題について 」によれば、2024年の全産業におけるキャッシュレス決済比率は42.8%で、金額は126.7兆円となっています。バス事業者に限ると、キャッシュレス導入割合は94.2%です(2024年3月末時点 )。
バスがキャッシュレス対応かどうかを、車両の外観だけで確実に見分けるのは難しいのが実情です。
車体に交通系ICカードのマークや、クレジットカード、QRコード決済のステッカーが貼られていれば、対応している可能性は高いです。しかし、車体に表示がなくても、車内ではICカードが使える場合があります。反対に、見た目が新しいバスでも、観光地の臨時便や小規模事業者の路線では現金のみということもあります。
また、同じ地域のバスでも、路線や運行会社によって支払い方法が違うことがあります。駅前から出る主要路線はICカード対応でも、山間部や観光施設を回る便は現金のみというケースも考えられます。
そのため、「新しい車両だからキャッシュレス対応だろう」「観光地だからカードが使えるだろう」と判断するのは危険です。外観はあくまで目安にとどめ、乗車前に案内表示や公式サイトを確認するのが確実です。
観光地バスで慌てないためには、乗る前の確認が大切です。
まず、バス停の案内板を見ましょう。支払い方法、運賃、整理券の有無、ICカード利用可否が書かれていることがあります。「現金のみ」「交通系IC利用不可」「小銭をご用意ください」といった表示があれば、乗る前に準備できます。
次に、バス会社や観光協会の公式サイトを確認しましょう。観光地の循環バスやシャトルバスでは、1日乗車券、現金のみ、専用アプリ決済のみなど、独自のルールがある場合があります。
また、運賃方式も大切です。前払いの均一運賃なら、乗るときに支払います。一方、後払いの距離制運賃では、乗車時に整理券を取り、降車時に運賃を払います。後払いのバスで降りる直前に両替すると、後ろの乗客を待たせやすくなります。
不安なときは、乗るときに運転手さんへ「ICカードは使えますか」「両替はできますか」と短く確認しましょう。乗車時に聞いておけば、降りる直前に焦ることを防げます。
現金払いのバスでは、両替のタイミングが大切です。降りる直前に両替すると、運賃箱の前で時間がかかり、後ろの人の降車も遅れてしまいます。運転手さんが嫌な顔をしたように見えたのは、個人への不満というより、安全運行や定時運行への影響を気にしていた可能性があります。
両替が必要な場合は、バスが停車しているときや、降りる少し前の余裕があるタイミングで行いましょう。ただし、走行中に席を立つのは危険です。立ち上がる必要がある場合は、停車中に行うことが基本です。
また、多くのバスでは高額紙幣の両替ができない場合があります。1万円札や5,000円札しか持っていないと、運賃を払えず困ることがあります。観光地では、小銭や1,000円札を事前に用意しておくと安心です。
家族旅行では、人数分の運賃をまとめて払うこともあります。大人2人、子ども2人で片道数百円ずつでも、往復するとそれなりの金額になります。事前に小銭を用意しておけば、降車時に慌てずに済みます。
観光地バスが現金払いのみかどうかを、外観だけで確実に見分けるのは難しいです。交通系ICカードやクレジットカードのステッカーがあれば目安になりますが、路線や運行会社によって対応が違うため、乗る前の確認が大切です。
バス停の案内板、バス会社や観光協会の公式サイト、車内表示を確認し、不安なときは乗車時に運転手さんへ聞きましょう。現金払いの可能性がある観光地では、小銭と1,000円札を用意しておくと安心です。
降りる直前の両替は、後ろの乗客や運行に影響することがあります。両替が必要な場合は、停車中など安全なタイミングで早めに済ませましょう。
キャッシュレスに慣れていても、地方や観光地では現金が役立つ場面があります。少額の現金を準備しておくことが、旅先での小さな家計防衛にもつながります。
国土交通省キャッシュレス化に係る現状と課題について 令和8年1月21日
国土交通省完全キャッシュレスバス-実証運行中
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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