【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。
今回はコミックエッセイ劇場による「第19回 新コミックエッセイプチ大賞」の新プチ大賞を『将軍が死んだ~父の遺産を相続した日~』で受賞した益田そよさんに注目し、X(旧Twitter)に投稿された『父の遺産を相続するまでの13年間 突然の招集』をご紹介しよう。
同作は益田さんの父が他界する前に、家族に遺産相続の話をする様子が描かれたエッセイ漫画。以前益田さんのXにポストされると、多くの人の関心を集めて1.2万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者の益田さんに、同作を手がけたきっかけについて話を伺った。
■厳格な父が突如、家に三兄弟を招集…幕が開けた“遺産相続会議”
益田さんの父が他界して2年後、父のお仏壇の前で手を合わせる益田さん。父の遺影を見ると、未だに背筋が伸びるという。そんな父の生前は“将軍”と呼ばれるほど厳格な人柄で、家族は彼を頂点とする国家と変わらず、母と益田さんを含む三兄弟は民のようなものだった。
父の言葉は絶対で、例えば益田さんの家にはゲームや自販機のジュースは禁止、テレビは許可制など様々なルールが。そういった家庭環境で育ち、三兄弟が大人になった頃、将軍の父から招集がかかる。そして、父から「これから遺産相続の話するからな」と言われ…。
読者からは「厳しいだけじゃなくて最後までしっかりしてるお父さんが素晴らしい」「とても勉強になった」などの声が上がっていた。
■相続の仕組みの理解や複雑な計算に苦労した作者の益田そよさん
――『父の遺産を相続するまでの13年間 突然の招集』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
第19回新コミックエッセイプチ大賞を受賞し、父の遺産相続をテーマに書籍化を目指すことになりました。ただ、それまでマンガ制作の経験もなく、SNSも始めたばかりでほぼ無名の状態だったため、まずは作品を知ってもらおうと、実際のエピソードを少しずつSNSに投稿し始めたのがきっかけです。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
相続は仕組みや計算が複雑で、当時の私も理解するのにかなり苦労しました。だからこそ、当時の自分をそのまま描きながら、できるだけかみ砕いて説明し、「難しい相続」を少しでもわかりやすく伝えられるよう心がけています。
――第19回新コミックエッセイプチ大賞を受賞された『将軍が死んだ~父の遺産を相続した日~』を描いた経緯もぜひお聞かせください。
『将軍が死んだ~父の遺産を相続した日~』は、相続が終わって数ヶ月後に描きました。長く向き合ってきた遺産相続が無事に終わった安堵感と、父を亡くした喪失感が入り混じっていて、その複雑な気持ちをマンガに描くことで整理していたように思います。あと、私はすぐ忘れてしまうので、自分自身の記録として残しておきたかったのもきっかけです。
――読者へメッセージをお願いします。
たくさんの反応をいただき、ありがとうございます。
皆様のコメントから、想像以上に相続に悩んだり苦労された方が多いことを知りました。また、親の側から相続を整理しておくことの大切さも気づかせていただきました。
引き続き父の相続の話や、心を動かされた出来事について描いていきたいと思います。
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