俺はヒロユキ、プレパパだ。義姉のチアキさんに「お下がりが欲しい」と切り出した。戸惑うチアキさんの様子も構わず、「回せるものは全部回してください!」とまくしたて、今着ている服や使用中のマグまで次々と「予約」した。妻のアリサにたしなめられ、チアキさんには「確約はできない」と言われたけれど、俺は止まらなかった。だってもらえないと困るから。鼻息荒くマーキングを続ける俺。チアキさんのおかげで、「欲しいものリスト」のチェックはどんどん埋まっていったんだ。
食事会から数日後。俺は時折チアキさんにLINEしながら、「お下がり予約リスト」を眺めてニヤニヤしていた。そのときスマホが鳴った。待ちに待ったチアキさんからのLINEだ。俺は飛びつくようにスマホを手に取った。期待を込めて開いたLINEの文面は、予想外の内容だった。
何度もメッセージを読み返したが、「お譲りできない」の文字は消えない。俺は震える指で妻に電話をかけた。
一緒になって怒ってくれると思ったのに、妻がチアキさんの肩を持ったので、俺は血管が切れそうになった。
チアキさんからのLINEは、「ベビーベッド以外は妹のために取っておくから譲れない」という衝撃の内容だった。俺は頭を殴られたような衝撃を受けた。
あんなに優しそうなフリをしておきながら、出産の予定もない妹を優先してウチには服一着すら惜しむなんて……完全に嫌がらせだ。
妻に電話で訴えるもどこか冷たくあしらわれ、俺は怒りが収まらなかった。怒りは被害妄想へと変わり、ますますチアキさんへの憎しみが膨らんでいったんだ。
原案・ママスタ脚本・motte作画・吉田ぱんだ編集・みやび
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